【国家一般職ボーダー点】令和6年度:沖縄の国家一般職試験ボーダーを徹底解説

国家一般職のボーダーシリーズ、いよいよラストは「沖縄地区」です。
点数の計算方法や「標準点って何?」という話はこちらの記事で詳しく解説していますので、そちらを確認していただければと思います。ここでは、実際にどのくらい点数を取れば合格できそうか、素点(実際の得点)ベースでざっくり見ていきましょう。
目次
1. 沖縄地区のボーダー点
令和6年度の沖縄地区におけるボーダーは以下の通りです。
・一次試験合格点(標準点換算):289点
・最終合格点(標準点換算):463点
これを素点(実際の得点)に換算して見ていきましょう。
2. 一次試験の素点ボーダー分析
基礎能力試験(教養)
・満点:30点
・基準点:9点
・平均点:18.794点
・標準偏差:3.886点
専門試験
・満点:40点
・基準点:12点
・平均点:20.576点
・標準偏差:6.776点
このデータをもとに、教養と専門でどのくらい点数を取ればボーダーに届くのか、目安を出してみると――
・教養が9点なら、専門で24点くらい必要
・教養が10点なら、専門で23点くらい
・教養が11〜18点なら、専門はだいたい16〜23点くらい
・教養が19点以上取れれば、専門は12〜16点でOK
つまり、「教養+専門」で合計33〜35点あたりが一次試験の合格ラインといえそうです。
3.教養論文の配点
・満点:6点
・基準点:3点
・平均点:4.07点
・標準偏差:0.794点
ほとんどの人が4点前後に集中しているので、ここで大きく差がつくことは少なそうです。沖縄地区では、「足切りさえ回避できればOK」と考える人もいるかもしれません。
4. 面接の標準点と最終合格
面接評価に応じた標準点の目安は以下の通りです。
・A評価:187点
・B評価:146点
・C評価:101点
・D評価:54点
・E評価:足切り(不合格)
一次試験通過後、最終合格に必要な点数は 174点 です。
たとえば、面接がC評価(101点)だった場合、教養論文で5点あればOK。
B評価(146点)なら、教養論文は3点でも大丈夫です。
A評価ならもちろん、安心して通過できますね。
5. 安定合格ラインは?
沖縄地区では、最終合格までの加点幅がやや小さいため、面接評価がそこまで高くない傾向があるかもしれません。標準的には以下のような想定が妥当です沖縄地区は、最終合格までの加点が比較的少なめ。面接で点が伸びにくい人が多いのかもしれません。
そこで、面接がC評価、教養論文が平均の4点、専門が平均の20点と仮定すると――
・教養論文:4点(平均)
・専門:20点(平均)
・教養:16点以上
→ 合計 36点 以上が安全圏と考えられます。
教養で16点取れれば、一次の合格ラインには十分届く計算になります。
つまり、「教養+専門」で36点を目標にすると、わりと安心して合格を目指せそうです。
まとめ
沖縄地区で国家一般職を目指す方は、一次試験で36点以上を目標にしておくと、安心して合格を狙えるでしょう。標準点の仕組みを意識しながら、しっかり準備を進めてください。
国家一般職ボーダーシリーズ、最後までお読みいただきありがとうございました!
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