【都庁秋採用】倍率33.3倍の激戦!SPI合格ラインが過去最高に!
今回は、都庁の新方式(秋採用)についてお話ししたいと思います。今年から始まった秋採用の一次合格発表があったのですが、その結果がかなり厳しいものでした。
目次
新方式(秋採用)の概要と驚きの倍率
今年から始まった新方式は、SPIとプレゼンテーション、グループワーク、面接で行われる試験です。昨年度までの秋採用は技術職のみでしたが、今年から行政職も加わりました。
最も大きい変更点は、行政職が大学3年生から受験可能となった点です。その結果、過去最高の倍率となりました。
・採用予定数: 111人
・申込者数: 3,700人
・倍率: 33.3倍(過去最高)
なお、申込者3,700人に対し、実際に受験したのは2,719人(受験率73.5%)でした。都庁としては平均的な受験率です。
一次合格者数の絞り込みとSPIの傾向
一次合格者は、個人の予想(360人程度)よりも大幅に絞られました。
・一次合格者数: 281人
・一次合格率: 10.3%
この数字は、令和6年度の春採用(受験者489人に対し、一次合格者449人、合格率91.8%)と比較しても、隔世の感があります。やっと以前の厳しいレベルに戻ってきたと感じています。
SPIの点数についても、80点台が軒並み不合格となっており、確認できた合格者の最低ラインは92点と、非常に高レベルでした。
来年の春採用は、大学3年生が受けられるかどうかで状況は変わってくると思いますが、倍率は落ち着くと予想されます。
二次試験の予測と今後の対策
今回、募集が111人であるのに対し、一般的に最終合格者は募集人数の1.1倍から1.23倍程度で採られることが多いです。
・過去の例(1.2倍程度): 約130人
・今年の春採用(1.95倍): 210人(210人募集に対し410人合格)
これを踏まえると、二次試験で絞られる人数は、60人から140人程度となるでしょう。
合格された方は、ここから行われるプレゼンテーション、グループワーク、面接に向けて、しっかりと対策をしましょう。
SPI対策について
SPI化や日程の早期化によって、公務員試験が人気となり、競争が激しくなっています。
特に今回の都庁や春の横浜市(横浜は68点程度で合格)のように、人数が少ない試験では激戦となり、今回の都庁のように92点という非常に高いレベルが要求されています。
SPIは、安易に「簡単だから」と考えるのは危険です。
公務員試験の教養科目を勉強し、直前に簡単なSPI対策を行うといった方法では、高得点の時代では通用しなくなりつつあります。
SPIに特化した対策を早期に行い、確実に点数を取ることが必要です。SPI試験では、公務員試験と並行するのではなく、SPIに特化して勉強した子が逆転合格するという現象も起きています。このあたりは、自身の戦略として選択していく必要があるでしょう。
まとめ
都庁1B(新方式)の一次試験は、SPIの合格ラインが高くなり、難易度が上がったという結果でした。
公務員試験は「簡単になれる」という認識が広がりつつありますが、これらの教養試験などのレベルは上がってきています。受験生は気を引き締めて対策するようにしてください。
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