2024.06.08
公務員試験

面接官を納得させる!志望理由の成功例と失敗例

こんにちは、キャリサポです。
面接シーズンが本格化し、キャリサポでも多くの受講生が面接練習に励んでいます。
今回は、縁もゆかりもない自治体への志望理由をどう作るか、というテーマです。

志望理由の重要性

例えば、東京都庁や特別区などの自治体では、多くの受験生が地方からも応募するため、志望理由はそれほど重視されません。
しかし、一般的な自治体では志望理由が重要な判断基準となります。
例えば、「なぜ横浜市なのか?」この質問に対して説得力のある答えがなければ、合格は遠のくでしょう。特に横浜市のように、特別区と受験生を争う場合、細部にまで注意を払う必要があります。

失敗例と納得の重要性

公務員試験の面接では、納得感を伝えることが成功の鍵です。多くの受験生が志望理由の準備には力を入れますが、その努力が相手に響くかは別問題です。納得してもらえなければ、「なんでここ?なんでここ?」というループに入り、評価がガタ落ちしてしまいます。そして、第一志望が疑われた瞬間に落ちる可能性が高くなります。

例えば、非常に優秀な生徒が日程が空いたので警視庁を受け、面接まで進みました。しかし、面接での返答が行政の内容だったため落ちてしまいました。
また、ある受験生は「日程が空いていたから受けました」と面接で答えてみた結果、見事に不合格となりました。
公務員試験では、内定辞退が最も避けたい事態です。ですから、第一志望かどうかが疑われた瞬間に合格は難しいと考えてください。

また、市の特徴をホームページで調べるのは良いですが、「緑豊かでアクセスが良い」というような一般的な表現は、どの市にも当てはまります。このような他の市にも置き換えられるような志望理由は避けましょう。「緑豊か」と言っても、その市の具体的な特徴を説明できなければ意味がありません。また、隣の市と何が違うのかを説明することが求められます。
また、他にもよくあるのが、ホームページを少し調べて政策を挙げ、「この政策を行っているので」と話すことです。しかし、政策一つで残りの人生の働く場所を決めますか?
もう一つ多いのが、自分の経験や何かに強引に結びつけることです。
例えば、ある市で行われているお祭りに参加したときにその良さに感動した、と言いますが、面接官の立場に立ってみれば、お祭りに参加しただけで残りの人生の職場を決めますか?とも考えられます。
自分の経験を政策や市の特徴に結びつけるのも一つの方法ですが、強引な結びつけは避け、納得のいく具体的な理由を用意することをお勧めします。

成功するための心得

強調したいのは、「本気で挑む」ことの重要性です。まずは関連する資料を徹底的に研究し、フィールドワークを行いましょう。
たとえば、横浜市の対策を行う場合、横浜の区役所をすべて訪れるとします。全ての区役所を回ることで、それぞれの特徴を理解し、有機的に結びつけることができます。全ての区役所を回ることで、やる気があるとアピールでき、第一志望としての説得力が増します。

①オリジナル性

人のアイデアをそのまま使うのではなく、自分でしっかり考えて作り上げることが大切です。
他人のアイデアをそのまま使うと、失敗することが多いです。自分自身の考えを反映させたオリジナルなアイデアを作り上げることが、成功への鍵となります。

②正直に伝えるのもアリ

ある程度の正直さも重要です。成功例として、例えば千葉の基礎自治体を受ける時、東北出身の学生が大学で千葉に来て、千葉の良さに気づき、千葉県内の自治体を志望したケースがあります。この学生は、千葉での政策に共感し、その志望理由を正直に伝え、見事に合格しました。

③個人的な事情も伝えてOK

個人的な事情を話すことも許容されます。例えば、千葉出身の学生が長野県庁を受ける際、一般的な広域自治体への志望理由を述べた後、面接官から「なぜ長野なのか」と尋ねられた際に、結婚を約束した相手が長野県庁に勤務していることを理由に挙げました。この結果、面接官は深く納得し、その後の面接もスムーズに進みました。

成功例:

・ある学生が、市役所の面接で「おばあちゃんがその市に住んでいた」というエピソードを利用し、「父親が転勤族だった私の故郷のような市」と話し、親近感を持たせることで成功しました。このイメージ作戦は、面接官の経験を想起させ、地元への親近感を演出する効果がありました。
・別の学生はフィールドワークを通じて「線路脇の道路が暗い」という問題点を指摘し、具体的な観察結果で面接官の納得を得て合格しました。フィールドワークにより、オリジナリティのある志望理由を作成できた例です。
・また、ある学生は大阪の市役所を受ける際に、試験前日に見た夕日が美しかったことを利用し、市の魅力を伝えることで強い印象を与えました。現地の具体的な魅力を伝えることで、面接官にその場所の良さを理解してもらうことができます。

まとめ

ネットにある情報をそのままコピーするのではなく、オリジナル性をしっかりと生み出すことが重要です。そのためには、フィールドワークや資料をしっかり読み込む必要があります。
受かりたいのであれば、これらを徹底的に行うべきです。
また、言い方にも注意を払いましょう。
もしキャリサポに来ていただければ、一緒に考えて作成をサポートしますので、安心して受講してください。

また、キャリサポでは面接のみのパックも販売していますので、ぜひそちらもご利用ください!

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しっかりと対策を練れば、縁もゆかりもない場所でも十分に合格できます。
そのため、作成するのは大変かもしれませんが、一度しっかり作り上げると、他の場所にも応用できます。ですから、その点を意識して、しっかりと取り組んでください。

 

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面接官を納得させる!志望理由の成功例と失敗例