2024.06.25
公務員試験

志望理由はこう作れ!魅力的な志望理由の書き方解説!【公務員】

こんにちは。キャリサポです。
各種試験真っ盛りの季節となってきましたね。キャリサポでは、千葉県庁や各市役所など地方自治体の面接対策もどんどん行っています。
今回は、志望理由の作成についてお伝えします。令和6年度バージョンです。

志望理由はディフェンスが大事!

キャリサポの面接指導で皆さんにお伝えしているのは、志望理由には突っ込ませないことが大事だということです。面接で起こりやすい事故の一つが、志望理由に突っ込まれてのループです。「なんで、なんで、なんで」と続くと、面接官が納得していないために印象が悪くなってしまいます。

さらに怖いのは、面接の前半でツッコミモードに入ってしまうと、その後の面接全体がツッコミになってしまうことです。面接官が切り返しがうまい場合、優しくしてくれることもありますが、通常の話し合いでも同様のことが言えるので、面接ではなおさらです。そこで、突っ込まれないディフェンスが大事になります。

よくある例

例として挙げると、次のような志望理由があります。

「私は人の役に立つ仕事がしたくて公務員を目指しました。〇〇市は他の自治体にも影響力が高く、多角的な視点からの政策に共感し、志望しております。」

または、

「私は大学で〇〇を学び、その学びを生かすために公務員を志望しました。〇〇自治体は業務の幅が広く、魅力を感じて志望しております。」

この二つのうち、どちらが良いと思いますか?個人的には後半の方が良いです。

前半の特徴としては、良い文章を作っていますが、注意が必要です。まず「人の役に立つ仕事」という点に対して「なぜ人の役に立ちたいのか?」「公務員のどこが人の役に立っているのか?」と突っ込まれたときに答えられますか?特に「なぜ人の役に立ちたいのか?」という問いに対して準備していなければ、ここからループが始まります。

さらに、「他の自治体にも影響力が高く」と書いていますが、自治体の人間が他に影響力を与えようと思って仕事をしているのでしょうか?ほぼしていません。自分の自治体の仕事をする結果として影響力を持つことはありますが。例えば、部活動の入部希望者が「このチームは周囲の学校でも有名で、私はこのチームの発信力を高めたいと思い入部します」と言われたら、何か違和感がありますよね。多角的な視点という言葉も、ちゃんと答えられますか?政策に関しても、相手はプロなので、いろいろなことを知っています。その人に向かって多角的と言えるでしょうか。

失敗しがちな志望理由の特徴と改善策

つまり、志望理由で失敗する特徴は、良い言葉をたくさん使っているが、それを具体的に説明できていないことです。多くの良い言葉を並べると、どこを突っ込まれるかわからなくなり、意図しないところを突っ込まれて困ってしまいます。重要なのは、等身大のことを書き、それにしっかりと対策することです。

例えば、「地域政策を学びました。様々な地域の研究を行ったので、これは行政に生かせると思います」と具体的に話せますよね。国税であれば「会計学を学んだので国税で生かせると思います」と言えます。業務の幅が広いという点も具体的に話せます。例えば都庁だと、多くの県庁よりも業務の幅が広いです。客観的な事実と話すことで、多分納得してくれます。

ですから、きれいな言葉を使って文章として完成させるのではなく、質問ポイントを狭めて、狭めたところに対する答えを準備しておくことが大切です。目標としては、読んで「この子はこれに対して準備しているな」と面接官に分かってもらうことです。そうすれば、突っ込みを避けられるケースが増えます。

また、自分の活動やコンピテンシーについても話すと有利に展開できます。志望理由はディフェンスでいくという考えで作ってみてください。

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【公務員志望者必見!】効果的な志望理由の作り方