【試験の変更点】警視庁試験に新展開!SPI導入で警察官試験はどう変わる?
こんにちは、キャリサポです。
今回は、令和7年度から警視庁試験に導入されるSPIに関するお話です。
目次
試験制度の概要と変更点
令和7年度から、警視庁において「SPI」が導入されることとなりました。
今後、全員がSPIを受験するわけではなく、東京消防庁と同様に、「一般教養試験」と「SPI」の2つの試験に分かれます。
(下図:警視庁HPより)
教養試験方式
教養試験
教養試験が少し変更されました。これまでは5択問題が50問、試験時間は2時間でしたが、今後は30問で試験時間1時間10分になります。
この変更により、SPIより教養試験に集中する方が有利になる可能性も考えられます。
内容については、知能分野はこれまでと変わりませんが、知識分野に変更があります。
これまで、人文科学、社会科学、自然科学、一般科目(国語・英語・数学など)から出題されていたのが、以下のように変更されました。
- ・社会科学:政治、社会、法律、経済
- ・一般科目:国語、英語、時事問題
- ・人文科学・自然科学・一般科目の数学:出題対象外に
特に、時事問題に関しては、今後の試験で頻繁に出る可能性が非常に高いです。
今回の自民党総裁選挙やアメリカの大統領選などが、注目すべきトピックです。
論作文
続いて論作文についてです。
論作文試験は、これまで1題、試験時間1時間20分でしたが、今後は1題で1時間になります。
おそらく、字数が減るのではないかと考えられます。
漢字対策
次に大きな変更点として挙げられるのは、警視庁です。
これまでは国語、特に漢字対策が必要とされていました。警察学校でも漢字の練習に力を入れていましたが、この試験が廃止されることになりました。
来年度からは負担が大幅に軽減されることになります。
適性試験方式
続いてSPIについてです。SPIは、1類も3類も対象となり、「民間企業を意識する方も積極的に受けてください」という意図があるようです。
試験内容は以下の通りです。
- ・適性試験(SPI3)
- ・論作文試験
- ・資格・経歴等の標定
- ・適性検査
このように、一般の方でもどんどん挑戦しやすい制度となっています。
お勧めの勉強法
個人的なお勧めとしては、知識分野にあまり力を入れなくてもいいと思います。
特に社会科学や時事問題については、全体の半分ほど得点できれば十分と言えるでしょう。
より、数的処理や意図文章理解といった分野に注目して、教養試験全体の基盤を固めるのが効率的かと思います。
おわりに
現在、公務員試験は大きな変革期を迎えています。SPI化や試験日程の早期化、面接重視の傾向が見られます。
キャリサポでは、受験生に寄り添い、効率的かつ無駄のない学習方法を提案します。
ぜひ私たちと一緒に、警視庁試験の合格を目指しましょう!
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