【公務員試験】受験生が増えている?
こんにちは!キャリサポです。
今日は「最近、公務員試験が増えてきた」という話をしようと思います。
目次
公務員試験の受験者数が増えている
以前ブログでお伝えしたように、専門試験があるものは受験者数が減少傾向にありますが、SPI形式を取り入れている試験は増加していると感じます。それ以降の試験も増加してきている印象を受けます。公務員試験が簡単になったこともあり、受験生や転職市場にいる方々もそれに気づいて、そろそろ申し込みを始めているのではないでしょうか。
その顕著な例が「都庁の新方式の秋試験」です。土木、建築、機械、電気といった分野が注目されています。特に去年の例を見てみると、令和5年度の採用予定数と申し込み者数には大きな差がありました。
例えば、土木は採用予定数が91人だったのに対し、申し込み者数は65人。倍率は0.7倍という驚きの結果で、「誰でも入れるのでは?」と思える試験になっていました。(もちろん、それでも不合格になる方もいますが。)
建築は8人の採用予定に対して16人が申し込み、機械は22人に対し26人で倍率1.2倍。電気では、採用予定32人に対して13人しか申し込まず、倍率は0.4倍という状況でした。全体としては、採用予定数153人に対し申し込み者数が120人で、倍率は0.8倍という結果です。
足切りに注意!
では、このような状況で全員が合格するのかというと、そう簡単ではありません。公務員試験には基準点(一般的には3割など)や、面接での評価(「C」や「D」など)による足切り点が存在します。そのため、足切りを回避できた受験者だけが合格できるわけです。
そして今年、状況がどうなったかを見てみましょう。例えば、土木では採用予定数が53人に対して申し込み者数は153人と、一気に2.9倍に増えました。建築は12人の予定に対し57人の申し込みで4.8倍。機械は13人に対して34人で2.6倍、電気は22人に対して35人で1.6倍です。
実際の受験者数は…?
ただし、公務員試験の倍率は、そのまま信じてはいけません。というのも、都庁の試験では申し込んだ人のうち実際に受験するのは7割程度だからです。
例えば、土木で申し込み153人とあっても、実際に受験するのは110人程度と見込まれます。さらに、採用予定の1.3倍程度を合格させる傾向があるため、最終的には70人程度が合格するでしょう。受験者110人に対して70人が合格するということは、約40人しか不合格にならない計算になります。
つまり、しっかりと対策をすれば十分合格可能な状況が続いています。このように、公務員試験はまだまだ入りやすい状態と言えますので、積極的にチャレンジしていただきたいと思います。
まとめ
今後も公務員試験の増加傾向は続くと予想され、来年や再来年にもその流れが続くのではないでしょうか。特に社会人の方は、入りやすい今のうちにぜひ挑戦してください。
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