2025.01.07
公務員試験

【最新試験情報】広域自治体もSPI導入!愛知県の例

今日は、広域自治体の試験が変わってきたという話をしたいと思います。
すでに都庁の試験でSPIを導入したことはお伝えしていると思いますが、昨年の11月15日に愛知県から新しい試験方式の発表がありましたのでご紹介します!

1次試験が3つに分かれる!

今回のポイントは、愛知県の試験が一次試験で3つの区分に分かれるという点です。
具体的には、以下のようになります。

・行政1:教養試験と専門試験  

・行政2:教養試験と論文試験  

・行政3:SPI3をテストセンター方式で実施  

このように、広域自治体でもSPIを導入する流れが進んでいます。
この流れはおそらく、様々な自治体にも広がっていくと思われます。
したがって、今後は「SPIを通じて公務員になる」というパターンが増えるのではないでしょうか。

SPI導入の注意点

SPI導入によって民間企業を受験している人たちが公務員試験にも流れてくる可能性が出てきます。昨年度あたりから「公務員試験が簡単になったらしい」と気づき始めた人が増えているようです。そのため、公務員試験を本格的に目指している方にとっては、競争が激化しているというデータもあります。

特に、専門試験がある試験区分は競争率が下がっている傾向にあります。少し余裕のある方は専門試験に挑戦してみるのも一つの手かもしれません。専門試験は勉強が大変ですが、SPIよりも競争が少なくなる可能性があります。

一方、SPIは勉強の難易度は低いものの、面接を含めてハードルが高くなる可能性があります。民間就活から流れてきた受験者は、SPIで高得点を取るケースが多いからです。

試験日程について

次に、愛知県の試験日程についてです。行政3(SPI方式)は試験が早く、4月上旬から中旬に実施されます。一方、行政1と2は5月中旬に一次試験が行われ、二次試験は5月上旬から中旬、最終合格発表は5月下旬から6月初旬に予定されています。行政3が早い理由は、民間企業志望の人材を早期に獲得する意図があるからだと思われます。

社会人試験と年齢上限の変更

社会人試験についてですが、愛知県では受験年齢が30歳~61歳に引き上げられました。昨年までは38歳~54歳が対象だったため、大幅な変更と言えます。これにより、高齢の方も受験しやすくなっています。

また、カムバック採用(以前公務員だった人が再び戻れる制度)も進んでいます。これも人手不足への対応策としての試験の多様化と言えるでしょう。

まとめ

今回は愛知県試験の最新動向についてご紹介しました!
他の自治体でも同じような変更が加わる可能性があるので、ぜひチェックしてみてください。

※詳しい情報は、各自治体のHPで確認しましょう。
愛知県の試験方式変更について

今回のブログの内容の動画はこちら↓