2025.01.30
公務員試験

【試験情報】国家総合職教養区分の最新結果!競争率アップの理由を徹底分析

今回は、12月12日に発表された「国家公務員総合職(教養区分)」の合格者についてお話しします。この発表をもとに、今後の公務員試験の動向を一緒に考えていきましょう。

合格者数・申込者数が過去最高に

今年の合格者数は4,607人で、昨年から44人増え、過去最高となりました。倍率は10.1倍ですが、実際に試験を受けた人だけで見ると6.6倍となっています。
女性の合格者は1,366人で、全体の約30%を占めています。また、受験年齢が大学3年生から可能になった影響で、19歳の合格者が53人(約10%)含まれています。

2023年と2024年を比べてみると、このようになっています!

・申し込み者数:2023年は4,014人、2024年は4,735人で、約20%増加。
・第1次試験の受験者数:2023年は2,531人、2024年は3,092人に増加。
・合格者数:2023年は423人、2024年は467人に増加。
・倍率:申し込み者ベースでは9.5倍から10.1倍、第1次試験受験者ベースでは6.0倍から6.6倍に上昇。

競争率が上がっている理由

データを見ると、教養試験のみで受験できる区分やSPI試験の導入が、受験者数の増加と競争率の上昇につながっていることが分かります。特に、民間企業志望の方々も受験しやすくなったことが関係しているのではないでしょうか。

また、公務員試験のスケジュールや内容も大きく変わっています。特別区や都庁では、3月の試験にSPIが採用され、より簡易な試験形式になっています。そのため、専門試験の勉強が不要と考える方も増えていますが、本格的に公務員を目指すなら、基礎的な知識はしっかり押さえておきましょう!

さらに、教養試験だけで受験できる区分では、人物試験や企画提案試験、政策課題論試験などが重視されています。これらの試験は、合格後に研究や留学に集中できる環境を整えるという目的で行われています。例年、10月に試験が実施されていますので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

まとめ

今回は国家総合職教養区分の競争率が上がっている現状とその理由について考察しました!
公務員を目指している方はぜひ参考にしてください。

今回のブログの内容の動画はこちら↓