2025.05.09
公務員試験

【公務員試験】公務員試験後に襲う「燃え尽き症候群」とは?対策を徹底解説!

今日は、一次試験が終了した方への注意点として「燃え尽き症候群」について、お話ししたいと思います。

燃え尽き症候群とは?

燃え尽き症候群が起こるのは初戦や第一志望の試験が終わった後です。それまで集中して勉強していたにもかかわらず、試験が終わった途端に集中力が切れてしまうという現象です。頭では「まだ勉強しなければ」と思っていても、どうしても手につかなくなるのです…。

ご存じの通り、公務員試験は長丁場です。長い方では、10月や11月の追加募集を含め、年明けまで一次試験が続く場合もあります。しかし、燃え尽きて勉強できなくなってしまうと、後半の試験で次々と不合格になってしまうことがあります。

燃え尽き症候群になりやすいのはどんな人?

燃え尽き症候群になりやすいのは、やはり第一志望への思いが非常に強い方です。「絶対にここに行きたい」という強い意志を持つ人ほど、その試験が終わった瞬間に気が抜けて、やる気がなくなってしまうのです。志望度の低いところのためには勉強したくない、という気持ちも出てきてしまいます。

しかし、最悪の状態というのは、「どこからも内定がない」ということです。ですから、公務員試験では、複数の内定を得て、その中から選ぶという姿勢が最も安定した戦略です。実際、合格後に官庁や自治体の人と話して、志望先を変更するというのもよくある話です。

ですから、「とにかく目の前の試験を一つずつしっかりこなしていく」という考え方が大切です。

以前にあった燃え尽き症候群の例

以前あった例ですが、都庁を第一志望としていた受験生が、初戦で1位合格しました。しかし、その後、燃え尽き症候群にかかってしまいました。校舎には来ていたものの、勉強は全くせず、テーブルで友達とずっと話しているだけでした。

その後、面接対策はしていたものの、面接が最終日の最終組というタイミングで、面接官もかなり疲れていた様子でした。結果として、対策をしていたにもかかわらず不合格になってしまいました。部長クラスの面接官に圧迫されると、学生にとってはやはり厳しいものがあります。

そのとき彼女はようやく気づきましたが、既に多くの試験の申し込みは終了しており、受けられるところがほとんどありませんでした。なんとか9月の市役所試験に間に合い、そこには合格しましたが、非常に危うい状況でした。

ですから、決して油断せずに、コンスタントに試験に申し込んで、しっかり対策を続けていくことが大切です。

対策①「打ち上げをしない」

資格試験であれば一段落かもしれませんが、公務員試験や就職試験はまだまだ続きます。一次試験に合格しただけでは、打ち上げをするには早すぎます。特に、今の勝負は面接です。内定を取るまでは、打ち上げは控えるべきです。

対策②「試験日の翌日を休まない」

試験日の翌日はなんとなく休みたくなるかもしれませんが、ここで休むと燃え尽き症候群になりやすくなります。ですから、翌日もこれまで通り勉強を続けましょう。

つまり、心構えとしては、「試験日も含めて、毎日がいつも通りの一日」であると考えて内定を取るまでは日々を同じリズムで過ごすことが重要です。

まとめ

誰でも燃え尽き症候群になる可能性はあります。だからこそ、「どれだけそのダメージを軽くし、コンスタントに勉強を続けられるか」が勝負です。皆さんの運命を変える大切な時期ですので、ここはしっかりと対処して、なるべく軽症で済ませ、いろいろなところから内定を取っていただければと思います。

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