2025.06.19
公務員試験

【要注意】面接でやりがちなNG回答ベスト5!

今回は、「面接でやりがちなNG回答 ベスト5」についてご紹介します。

近年の面接は人手不足を背景に、全体的に以前より優しくなってきています。
しかし深掘りされて受験者が「圧迫されている」と感じるような面接は、今でもあります。

これは、「圧迫されている」と感じる原因を、自分自身が作り出してしまっているケースが多いのです。
そのため、まずはどのようなケースで深掘りされてしまうのか、その典型例を紹介します。

ベスト1:きれいごとを並べすぎる

これは最も多いパターンです。
文章としては整っていて綺麗なのですが、内容が抽象的すぎて突っ込まれると答えに詰まるような答え方です。

【例】

・「公平」
・「正義」
・「100年後に残る仕事」
・「恩返し」
・「人のため」     など

「正義とは何ですか?」「公平とは具体的にどのようなことですか?」と突然聞かれて、答えられないケースが多々あります。

そのため、こうした表現は“きれいごと”に見えてしまい、かえって評価を下げることになります。自分の実体験や考えに基づいた、等身大の言葉で表現したほうが、面接では効果的です。

ベスト2:専門分野を語ってしまう

これは無意識にやってしまう人が多いのですが、専門分野について話すと、面接官は当然、詳しく聞いてきます。そこで答えられないと、評価が下がります。

例えば国税専門官の面接で、「税金について話さなければ」と思って、知識がないのに無理に話題にしてしまう。すると、「それはどういう意味ですか?」と突っ込まれて答えられず、評価が下がってしまいます。

基本的には、「相手のフィールドで戦わず、自分のフィールドで勝負する」ことが大切です。面接官が思わず聞きたくなるような、自分らしい話をすることで、評価は上がります。
例えば、ある受験者が自分の卓球の経験について語ったところ、たまたま面接官が市役所の卓球部の部長で、共通の話題で盛り上がり、合格に繋がったというケースもありました。

話の流れを自分の強みに引き寄せることが大切です。

ベスト3:思い込みや調査不足

これは非常に多いです。たとえば、「人口が減っているから〇〇をしたい」と言う人に対して、「具体的にどれくらい減っているか知っていますか?」と問うと、答えられないケースがよくあります。

調査不足が露呈すると、面接官の印象は一気に悪くなります。
面接では、数値やデータが非常に説得力を持ちます。
例えば、「2020年には〇〇人だったのが、2024年には〇〇人に減少しています。これは〇〇という資料に基づいています」と言えると、「ちゃんと調べているな」と評価されます。

また、基本的な行政区分を間違えるケースも致命的です。都庁の面接で特別区のことを話してしまう、国の仕事と地方の仕事を混同するなど、面接官に「この子は適当だな」と思われると、大きなマイナスになります。

ベスト4:身の丈に合っていない話をする

面接官は、あなたの話を自分の人生経験というフィルターを通して見ています。
その中で「この子、背伸びしてるな」と感じたら、途端に突っ込みモードになります。

例えば、「100人規模のサークルの代表をしていた」と言っていたのに、実際は10人程度だったという例があります。このような“盛りすぎ”はすぐに見抜かれます。

自分の雰囲気や実力に合っていない“盛り”は避けましょう。

ベスト5:嘘をつく

これはもう決定的にNGです。
面接官は、嘘を見抜くプロです。
嘘だと分かった瞬間、そこから先の話は一切信用されません。
場合によっては、厳しい追及をされ、完全に評価が下がります。

受験者は、「バレていない」と思っているかもしれませんが、面接官が「この子、嘘ついてるな」と思った時点で、その印象は「一緒に働きたくない人」に変わります。

さらに悪いのは、苦しくなって話題をすり替えてしまうケースです。
「なぜこの自治体を志望したのですか?」という問いに答えきれず、「他にもこういう希望もあります」と話題を転換してしまうと、「話をはぐらかす子」という印象を与えます。

大切なのは、深掘りされて答えられないと思ったら素直に「すみません、そこはしっかり調べきれていませんでした」と謝ることです。
謝り方に誠実さがあれば、「素直で良い子だな」と好印象に変わることもあります。

まとめ

基本的には、「突っ込まれない設計」をすることが大切です。
志望動機などは“綺麗な文章”ではなく、“突っ込まれても答えられる文章”で構成しましょう。
公務員試験の面接は「ビジネスプレゼン」ではなく、「ディフェンス戦略」が大切です。

以上、面接で深掘りされる典型パターン5つをご紹介しました。

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