【面接対策】もったいない!第一印象で落ちる人の共通点とは?

さて、公務員試験の面接もいよいよ本格化してきましたね。
今日は、「第一印象を落とすパターン」についてお話ししていきたいと思います。
目次
第一印象が超大事!
私は現在も模擬面接を数多く担当していますが、公務員受験生の多くは、第一印象の重要性をあまり意識していないように感じます。ですが、これは非常に大事なポイントです。
たとえば、私の教え子のご主人が面接官をされており、その方を含めた現職の面接官同士で話をしたとき、「だいたい3分で合否は決まるよね」と皆さんが口を揃えて言っていたそうです。実際、面接の最初の3分で受けた印象は、その後あまり変わらないとも聞いています。
ある人事コンサルタントの方も「最初の7秒の印象は覆らない」とおっしゃっていました。それだけ、第一印象は大切なのです。
本日は、「こうすれば第一印象が良くなる」というより、「こういう点に気をつけてほしい」という視点でお伝えしていきます。
①覇気がない・・・
これは、声が大きいかどうかという話ではありません。
暗い表情で、だらっとした様子で入室してきた瞬間、「あ、この子はダメかも」と感じることがあります。
これは公務員試験に限らず、どの場面でも共通して言えることです。
面接に臨む以上、「ここで受かりたい!」という気持ちをしっかり持ち、その姿勢を相手に伝える必要があります。
自分なりの元気さで構いませんので、ハキハキとした態度で臨んでください。
②立ち振る舞いが雑・・・
立ち姿がだらしない、敬礼が中途半端、首だけ下げるようなお辞儀などは、見ていて印象がよくありません。
正しい姿勢でピシッと立ち、指先まで意識を向けてください。
顎は引いて、相手を見下すような視線にならないように注意しましょう。
また、入室時の動作も重要です。
例えば、ドアを開けたあとに軽く一礼する、着席時も椅子の脇できちんと名乗りを上げるなど、基本動作を丁寧に行うことで「この子はしっかりしているな」という印象を与えることができます。
さらに視線の使い方にも注意です。
入室した際、キョロキョロと周囲を見回す人がいますが、これはあまり良い印象を与えません。
面接官の立場からすると「なんだか落ち着きがないな」「違和感があるな」と感じることもあるのです。
基本的には、動いているときは足元、止まっているときは面接官を見る。
これを意識してください。
③無表情・・・
緊張しているのは当然ですし、模擬面接では考えることが多くて表情が固まるのも分かります。
でも、人間は無表情で近づかれると、本能的に恐怖や警戒心を抱きます。
作り笑いはNGですが、ほんの少し柔らかい表情を意識するだけで、印象は大きく変わります。
④名乗り方
練習を重ねるうちに「受験番号◯◯番、●●です。本日はよろしくお願いします」と、まるでセリフのようになってしまう人がいます。
これはよくありません。自分自身を紹介する場ですから、丁寧にはっきりと「受験番号◯◯番、〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と、心を込めて名乗りましょう。
⑤服装
スーツがヨレヨレだったり、ネクタイの位置がずれていたり、ポケットにものがパンパンに入っていると、「この人、だらしないな」「仕事も雑にやりそうだな」という印象を与えてしまいます。
高価なスーツを買う必要はありませんが、自分の体型に合った、清潔感のある服装を選んでください。
また、ストライプのスーツなどはビジネスではアリかもしれませんが、就活の場ではリクルートスーツの方が無難です。実際、派手めのスーツを着ていた受験生が、次の選考に進めなかった例もあります。
ビジネスの場でもリュックが一般的になりつつありますが、公務員試験の面接では避けた方が無難です。実際に、面接内容は良かったのに、荷物の扱いや見た目で損をしたという例もあります。
また、靴も見られています。ローファーは基本的にはカジュアルな靴です。ビジネスシューズを選びましょう。
⑥言葉をかぶせる癖
面接官が「それではお座りください」と言う前に「はい」と答えて座ってしまうのはNGです。
何度も模擬面接をしていると、つい反射的に反応してしまいますが、相手が話し終える前に返事をすると、不快感を与えてしまいます。
⑦アイスブレイクの受け答え方
例えば、「今日はどうやって来ましたか?」という質問に対して、「電車で来ました」だけでは印象に残りません。逆に長々と路線を説明するのも考えものです。
「吉祥寺から電車を乗り継いで、1時間半ほどかけて来ました」くらいがちょうどよいでしょう。
また、「朝ごはん食べましたか?」という問いに「食べてません」と答えると、「社会人として大丈夫かな?」と不安に思われるかもしれません。
「よく眠れましたか?」には「ぐっすり眠れました」と返すよりも、「少し緊張していますが、よく休めました」などと伝える方が自然です。
まとめ
今日は「第一印象を落とすパターン」に絞ってお伝えしました。
実際に受験生のレポートを見ていても、「この子は受かるだろうな」と思える面接をしている人がいます。そういう人の面接は、質問も比較的優しく、面接カードにもツッコミどころがありません。そして、第一印象がとても良いのです。
第一印象で「この子、いいな」と思われたら、その後の面接はスムーズに進み、評価もAになることが多いです。
ぜひ面接の際には注意してみてくださいね。
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