2025.07.20
公務員試験

【就活生必見】面接で無意識に評価が下がるNG行動10選

今回は、面接で無意識に評価を下げてしまうNG行動10選をご紹介します。

これは面接官の立場から見ると、「ああ、これは評価が下がるな」「ちょっと気になるな」と感じてしまうようなポイントです。
面接試験の際にはぜひ注意してくださいね。

第1位:被せて話す(フライング)

もっとも多いのが、面接官が話し終える前に答えてしまう「被せ」です。たとえば「それではお座りください」と言われる前に「はい、失礼します」と座ってしまう、あるいは「志望理由を教えてください」と言い終わる前に「私の志望理由は……」と話し始めてしまう、などです。
これは練習熱心な方に多いのですが、人は無意識のうちに、話の途中で割り込まれるとイラッとするものです。面接では、面接官の話が終わって一呼吸置いた後に返答するよう心がけましょう。

第2位:不自然な間(ま)

被せとは逆に、最近増えているのが「変な間が空く」ケースです。たとえば「志望理由を教えてください」と言われて「……私の志望理由は……」と妙に間を置いてから話し始める人がいます。
10年以上前にも同様の方がいました。「できないの?」と聞くと「できる」と答えるのですが、理由を尋ねると「しっかり考えているように見せたくて間を取っている」とのことでした。
しかしその「間」は、会話が成立しない、判断が遅い、といった悪印象を与えてしまいます。早すぎても遅すぎてもダメ。普通の会話のリズムを意識しましょう。

第3位:聞かれていない話を延々とする

こちらは質問に対して計画的に問いを立てているのに、全く関係ない内容を延々と話す受験生がいます。
たとえば、「部活は何をやっていましたか?」という質問に対し、「小中高と野球部に所属し、副部長を務め、ファーストを守っていて……」と準備してきた話を全部吐き出してしまうパターンです。
聞かれてもいないことを延々と話されるのは、聞き手にとって苦痛です。質問には簡潔に答え、補足が必要なら軽く加える程度にとどめましょう。

第4位:論理の飛躍

経験と志望動機をつなげようとして、論理が飛躍してしまう例です。
たとえば「ボランティアをして充実感があったので、公務員を志望しました」と言われると、「ボランティアでいいのでは?」と感じてしまいます。
つなぎがないまま職種の異なるものを結びつけると、納得感に欠けます。たとえば「ボランティア活動を通じて行政職員の方と関わり、制度の仕組みや課題を知る機会があり、行政の現場に関心を持った」といったつながりが必要です。

第5位:言葉だけで中身がない

最近特に目立つのが、DXやICTなどの横文字を多用するものの、その内容に具体性がないケースです。
たとえば「行政にDXを活用したい」と言いながら、「具体的にどう活用するのか?」「交通にどう生かすのか?」と聞くと答えられない、といった具合です。
言葉だけではなく、中身を伴うようにしましょう。

第6位:情報を詰め込みすぎる

面接カードに情報を詰め込みすぎて、面接官が「どこに注目して質問しようか」と迷ってしまうと、それだけで評価が下がることがあります。
1つの答えには、1〜2ポイント程度に絞り、「ワンクエスチョン・ワンアンサー」を意識しましょう。情報の過多は混乱を招くだけです。

第7位:セリフ調・暗記丸出しの受け答え

受験番号の名乗りから志望理由まで、まるでセリフのように話す人がいます。変な抑揚や、いかにも覚えてきた感じの口調は、良い印象を与えません。
たとえば、「私の志望理由は、人の役に立ちたいという思いからです」など、典型的なセリフ調の受け答えは避け、最終的には自分の言葉で自然に話せるようにしましょう。

第8位:深掘りに対応できない(ディフェンスが弱い)

志望理由などで立派なことを言っても、突っ込まれると何も言えなくなる人がいます。
「なぜ人の役に立ちたいのか?」と聞かれたときに、「自分自身が公的な支援に助けられた」「家族が行政の支援で救われた」といった具体的な経験があると、説得力があります。
志望理由はオフェンス(攻め)ではなく、ディフェンス(守り)です。突っ込まれたときに答えられる準備をしておきましょう。

第9位:質問に答えず、話をすり替える

聞かれたことに答えず、自分の準備してきた話に無理やりすり替える人もいます。
たとえば「なぜ○○県を志望したのか?」と聞かれて、「緑が多くて……」など曖昧な回答をし、そのまま「私はそこでこういう活動をしたい」と話を変えてしまう。これは評価を大きく下げます。
ごまかしや話のすり替えは、仕事でも信用されません。

第10位:建前が透けて見える

「仕事で笑顔で感謝されたので、公務を目指しました」「恩返しがしたいから」など、表面的な理由ばかり話す人も多く見受けられます。
面接官自身がそのような体験に現実味を感じていない場合、共感を得られず、評価は上がりません。
「恩返しをしたい」という思いがあるなら、どんな恩をどのように受けたのか、具体的に説明できるようにしましょう。

まとめ

今回は、面接で無意識に評価を下げてしまうNG行動10選をご紹介しました。
キャリサポでは面接対策も行っているので、面接に不安がある方はぜひ活用してみてくださいね。

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