2025.10.19
公務員試験

【思い出の受験生シリーズ】受験メンタルを支える!公務員試験に効いたお守りとは?

今回は、受験におけるメンタル、特に「お守り効果」についてお話しします。

お守り効果とは

私が経験した「お守り効果」とは何かというと、とある女性受験生の話です。彼女は泣いていたわけではないですが、学校に来て私の前に現れました。彼女だけがグループで最初の試験に落ちてしまったのです。

心に響いたのは、彼女が笑いながら泣くという姿でした。涙があふれていましたが、彼女には力があります。勉強はできており、受かってもおかしくない実力でしたが、何らかのハプニングがあったのでしょう。第一次試験の時、彼女だけが落ち、周りは全員合格していました。彼女が受けたショックは、計り知れないほど大きかったはずです。

「何かメンタルを支えることができないか」と考えた私は、あるアイデアを思いつきました。それは、私自身が「俺は運がいいから」と言って、お守り代わりのものを渡すことでした。

ちょうど、私が指導教授(師匠)からもらったわけではなく、半ば拝借した1ドルコインがありました。教授の部屋で落ちていたのを「先生、これください」とお願いし、「ああ、いいよ」と許可を得て、財布にお守りとして入れていたものです。

私はその1ドルを「このお守りを貸してあげるよ」と彼女に渡しました。彼女は大変喜び、持って行ってくれました。その後の試験は完璧で、彼女は全てに受かることができたのです。

メンタルの重要性

この経験から、メンタルの重要性を改めて痛感しました。公務員試験において、最初の試験に不合格となると、その後かなりメンタルが崩れてしまい、他の試験もダメになってしまうケースが多いからです。

特に、本当に同じ大学・学科で、実力もほぼ拮抗している二人の子が、当時、都庁の試験を受けました。ボーダーラインが24点だったとき、一人が23点で不合格、もう一人が24点で合格となりました。落ちた子は、もう学校に来れなくなるほどメンタルを崩してしまったのです。このような事例があったため、私は「お守り効果」を用いて、受験生のメンタル保持に努めることを実践しました。

公務員試験は相対試験。最後までメンタルを崩さないで!

こうした経験から、お守り効果もさることながら、最も重要な点は、メンタルを崩さないことだと確信しています。

公務員試験は就職試験であり、他の資格試験のような絶対評価ではなく、相対評価の試験です。運も絡みます。面接官との相性で落とされる例もありますし、ペーパー試験での緊張のあまり、ミスをする例もあります。

ですから、とにかく最後までメンタルを崩さないように、一つ一つの目の前の試験に集中しておけば、どこかには合格できます。
最後まで諦めずに頑張ってみてください。

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