【資料解釈】時間短縮テク!有効数字で速く正確に解くラフ計算
資料解釈の計算って、数字が細かすぎてうんざり…という方、結構多いはずです。
「細かい桁を全部計算してたら時間が足りない!」という相談をよく聞きます。
そこで今回は、資料解釈をスピーディーに解くための基本テクニック、
「有効数字を使ったラフ計算」 を紹介します。
目次
そもそも有効数字って?
例えば、26,528 みたいな数字が出てきた時、すべての桁をそのまま計算していたら時間がいくらあっても足りません。
だから資料解釈では、
下の数桁を切って、だいたいの数字で考える
という方法がとても有効です。
たとえば
・26,528 → 26,500
・思い切って → 27,000
こんな感じで、大まかな値に置きかえるわけですね。
ただし――
丸めすぎると誤差が出て、選択肢によっては落とし穴になる ことも。
ここが、有効数字のコツを知っておくべき理由です。
割合計算で誤差はどれくらい出る?
例として、次の計算を見てみましょう。
元の式
38,265 ÷ 26,528 = 0.69327
これを丸めていくと…
・下1桁だけ丸める
→ 0.69323(ほぼ変わらない)
・下3桁丸める
→ 0.69190(少しズレるけど「69%」の範囲は保てる)
・かなり大胆に丸める(38,000 ÷ 27,000)
→ 0.7105(これは誤差が大きい)
つまり、
選択肢がざっくりしているか、細かいかで丸め方を変える必要がある わけです。
判断基準は「選択肢の粗さ」
資料解釈の選択肢が
・60% vs 80%
みたいに雑な場合は、ラフ計算でも全然問題ありません。
逆に
・69% vs 71%
のようにシビアな問題では、丸めすぎるとアウトです。
要するに、
選択肢を見て “どこまで雑にできるか” を判断する力が大事 なんです。
掛け算も同じ考え方
1万3128 × 0.12 を例にしてみましょう。
丸めて計算すると…
・13,128 × 0.12 → 1,575.36
・13,000 × 0.12 → 1,560
ここまで思い切って丸めても、差は「1%ちょっと」ほど。
選択肢が大雑把なら十分対応できます。
資料解釈で一番大事なのは“スピード”
資料解釈に1問10分かけていたら、他の問題が解けなくなります。
だから予備校としては、
1.まずはラフに当てにいく
2.選択肢と照らして変なズレがないか見る
3.怪しければ精度を上げて再計算する
この手順をおすすめしています。
毎回きっちり計算する必要はありません。
むしろ、「ここは雑でいい」「ここは丁寧に」 の切り替えができる人ほど高得点になります。
まとめ
・有効数字を使うと計算時間が圧倒的に短くなる
・丸め方は選択肢の粗さで決める
・まずラフ計算 → おかしければ精密計算の順で進める
・時間配分こそ資料解釈攻略の鍵
資料解釈は“速さ”と“判断力”が命です。
普段の演習からぜひ、有効数字を使ったラフな計算を試してみてくださいね。
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