2025.10.27
公務員試験

【資料解釈】外貨準備高の過去問で学ぶ!平均算を一瞬で解くテクニック

今回は、公務員試験の「資料解釈(平均)」で使える時短テクニックを紹介します。

■平均算は「合計÷個数」だけじゃない!

一般的に平均は「合計 ÷ 個数」で求めます。
しかし本番では、扱う数値が何十万・何百万単位のことが多く、
全部を足して割る時間なんてありません。

■基準値を使えば一瞬で判断できる!

そんなときに使えるのが「基準値法」です。
これは基準となる数値をひとつ決めて、
各値との差をとって考える方法です。

  • 差の合計が 0 → 平均値 = 基準値
  • 差の合計が プラス → 平均値 > 基準値
  • 差の合計が マイナス → 平均値 < 基準値

■例題:6, 5, 4(平均=5)

基準値 差の合計 結果
4 +2 +1 +0 = +3  平均は基準値より大きい
7 −1 −2 −3 = −6  平均は基準値より小さい
5 +1 +0 −1 = 0  平均=基準値

■過去問で実践!外貨準備高(日本)

問:
下の表は日本の外貨準備高の推移を示している。
「2000年〜2002年の各年における日本の外貨準備高の平均は3,800億米ドルを下回っている」
この記述は○か×か?

外貨準備高(百万米ドル)
2000年 356,021
2001年 396,232
2002年 462,356

■Step①:基準値=380,000とする

(有効数字2桁でOK)

値(千億単位) 差(基準値380との差)
2000年 36 −2
2001年 40 +2
2002年 46 +8

■Step②:差の合計を計算

−2 + 2 + 8 = +8 > 0

👉 よって、平均値は基準値(3,800億)を上回る。

正解:×

■一般的な計算で確認すると…

(356,021 + 396,232 + 462,356) ÷ 3
= 1,214,609 ÷ 3
404,870.3

確かに、3,800億米ドルを上回っています。

■まとめ:暗算で瞬時に平均を判断!

基準値法を使えば、

  • 足し算と符号チェックだけで平均の大小がわかる
  • 暗算レベルで解答できる
  • 見直しの時間も確保できる

まさに「資料解釈の時短スキル」です!

■キャリサポの講師より

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