【公務員】離職理由とその後の転職
こんにちは、キャリサポです!
今回は、公務員の離職・転職の実態についてお話していこうと思います。
目次
人事院が発表した内容
人事院から、職場の苦情や相談が、過去最多の1,822件に上ったという発表がありました。
この中で多いのが、ハラスメント関連が472件、長時間勤務が295件、異動希望などの任用関係が108件ということです。
意外と離職する人は多い
公務員について、「一度働き始めたら、辞めない」という感覚をお持ちの方も多いかと思いますが、実際は意外と辞める方も多いのです。
以前、キャリサポで「公務員から公務員への転職コース」を作ったことがあるくらいです。
10年ほど前には、そうしたコースはありませんでしたが、徐々に「別のところを受けたい」という相談も増えてきました。
また、風の噂で「辞めて別の職場に行った」という話も聞くようになりました。
離職理由
辞める理由として、私のところに相談に来てくれた方々の話をまとめると、やはりパワハラが多いようです。
みんな「どこの官庁が?」とか「どこの役所?」と聞きますが、実際には「部署」による違いが大きいです。
同じ官庁でも、いい部署やいい上司がいるところもあれば、そうでないところもあります。
全体的に言うと、辞める理由の8〜9割は人間関係で、残りの1〜2割が仕事の忙しさです。
また、結婚を理由に辞めるケースもあります。
結婚して別の地方に行くため、そちらで公務員を受けるという流れです。
離職した後の転職先
総じて、辞めた人の8割くらいは再び公務員に転職しています。
そして、その8割の中の8〜9割が人間関係やハラスメントが理由で、1〜2割が勤務環境の問題です。
訴訟になったケース
23区のほとんどの職員は、楽しそうに働いていますが、特殊な事例として、上司と合わずに訴訟レベルまでいったケースもあります。
最終的には区が折れたようですが、その間、メンタル休暇を取ったにもかかわらず、給与が振り込まれなかったという話も聞きました。
すべての話が正しいかどうかは分かりませんが、人事院が公表した1,800件という数字は、国家公務員全体から見ると多いようにも思いますが、逆に少ないかもしれないとも感じます。
転職も視野に
辞める理由については、以前は「石の上にも三年」と言って、もう少し頑張ってみるよう勧めていましたが、最近は考え方が変わりました。
特に、ある知り合いの方が自殺してしまったという話を聞いてからは、仕事で体調を崩すことは絶対に避けるべきだと強く感じています。
ですから、仕事で命を失うとか、心を壊すとか、そんなことは絶対にあってはいけません。
そういう時には、迷わず辞めて、逃げることが大切です。
まとめ
今は、公務員への再就職も以前よりは入りやすくなっていますので、どんどん転職しても、キャリアのマイナスになることはありません。
とにかく、心と体を守ることを第一に考えて、仕事に取り組みましょう。
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