最新の公務員試験事情 令和8年度に向けた戦略的な準備法
今年の試験、まだまだ続いていますね。
一方で、ひと区切りついた人もいて、少しずつ「来年はどうしようかな」と考え始める時期でもあります。
私たちも毎年このタイミングになると、学生のみなさんから
「来年に向けて何を準備すればいいですか?」
という相談をよく受けます。
そこで今回は、令和8年度の試験に向けて、私たちが“本当に大事だな”と思っていることをまとめてみました。
目次
公務員試験はいま、どんどん多様化しています
最近の公務員試験は、とにかく変化が激しいです。
・試験日程は3月・10月・11月とバラバラ
・SPI方式が急増
・教養試験の中身も変わってきている
・面接の比重が上がっている
「昔ながらの公務員試験」と思っていると、ちょっとギャップに驚くかもしれません。
まずは、これから受ける試験が どのタイプなのか を決めるところからスタートしましょう。
ここが決まらないと、対策がぶれてしまいます。
試験タイプは大きく4つ
試験は大きく4つに分けられます。
1.SPI系
2.教養試験のみ系
3.教養試験+専門試験系
4.専門技術がある系(技術職や専門官など)
この4つで対策は大きく変わります。
まずは、「自分がどこを受ける予定なのか」を最初に決めてください。
SPI系を受けるなら、思っているより“ちゃんと対策”が必要
近年、SPI方式で採用を行う自治体が急増しています。
横浜市や神奈川県の秋採用、特別区新方式など、選択肢は20自治体以上。
「SPIだけで多数受験できる」という点は大きな魅力です。
対策が必要な主な形式
・SPI(テストセンター/SPIスコア)
・GAB
・玉手箱(自治体では少ない)
・BEST
特に SPIスコア方式 や BEST は難易度が上がりつつあり、
「軽くやれば何とかなる」という試験ではなくなっています。
面接・動画提出の比重が重い
SPI系の特徴として、面接の回数が多い ことがあります。
・個別面接
・自己PR動画提出(神奈川・鎌倉など)
・プレゼンテーション
・グループワーク
動画も適当に撮ればよいわけではなく、
「暗く映ってしまう」「内容を詰め込みすぎて伝わらない」などの失敗例は毎年あります。
撮影の仕方や見せ方も含め、早めに準備しておきましょう。
プレゼン・グループワークが合否を左右する
学生からよく聞く話として、
・プレゼンがうまくいくと、その後の面接がかなり楽になる
・グループワークで活躍すると、面接が優しくなる傾向がある
という声が多いです。
逆に準備不足だと、面接が一気に厳しくなることもあります。
SPI系を受けるなら、筆記+プレゼン+グループワーク+動画+面接と総合的に準備しましょう。
教養試験だけで受けるなら、数的と時事がカギ
国家公務員(一般職・総合職)の教養区分、市役所、国立大学法人などが該当します。
最近の傾向としては、
・社会科学・人文科学・自然科学の問題数は減少
・数的処理・文章理解が増加
・時事の重要度が上昇
という変化があります。つまり、昔より“考える力”を見られている
という印象です。
対策のポイント
・数的処理(計算・推理)は最優先で固める
・社会・人文・自然は「最低限+拾える問題だけ」
・時事はニュースのチェックが必須
・教養論文と面接(個別が中心)も並行して準備
面接比重が大きい自治体も多いため、アウトプット練習も欠かせません。
面接や論文はほぼ必須なので、文章を書く練習・話す練習も余裕をもって始めましょう。
教養+専門の自治体は“自分に合った科目を選ぶ”のがコツ
特別区(春)、国家一般職、都道府県庁(一般方式)など、大半の自治体がここに該当します。
専門科目の選び方に注意
専門科目は
・問題選択方式(特別区など)
・科目選択方式(国家一般職など)
の2種類があります。
例えば特別区は「ミクロ3問・憲法2問」など、簡単な問題を“つまみ食い”できます。
でも国家一般職は「ミクロ5問全部」なので、深く勉強しないと点が取れません。
専門科目の負担は昔より軽い
近年は専門科目のボーダーが下がってきているため、
・民法・経済をやらなくても合格ラインに届く
・行政系科目を優先した方が効率が良い
というケースも増えています。
“ガチで公務員を目指したい人”には、このタイプが向いているかもしれません。
専門技術系(国税・財務・都庁一般方式など)は論文を早めに
専門知識に加えて論文が必要ですが、
最近は合格ラインがやや低めなので、しっかり準備すれば戦いやすい区分です。
国税は受験者数が激減しているので、狙い目になりつつあります。
最後に:自分のタイプが決まった瞬間、学習が進み始める
多くの学生を見ていて感じるのは、
「自分がどの試験タイプを受けるか決まった瞬間、一気に迷いが減る」
ということです。
逆に、ここが曖昧なままだと、
・勉強が分散する
・焦る
・どれも中途半端になる
というパターンに入りやすいです。
私たちはいつも
「まずは内定を取りに行こう」
と伝えています。
そのために必要な準備は、今年よりも確実に増えていくはずです。
令和8年度に向けて、無理のないペースで、でも確実に準備を進めていきましょう。
不安なことがあれば、いつでも頼ってください。
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