【特別区職員採用試験】試験問題が「持ち帰れなくなる」件について
本日は、特別区から公表された試験制度の変更について、少し触れておきたいと思います。
今回公表されたのは、
特別区職員採用試験(先行実施)における試験問題の取り扱いの変更 です。
簡単に言うと、
これまで試験後に持ち帰ることができていた問題が、今後は持ち帰れなくなります。
目次
これまでと何が違うのか
特別区の試験は、これまで教養試験(共通問題)については
「試験が終わったら問題冊子を持ち帰れる」という、少し珍しい運用でした。
今回の変更により、
・Ⅰ類(春試験)
・Ⅲ類(事務)
・障害者区分
・経験者区分
については、教養試験の問題冊子は持ち帰り不可となります。
なお、専門試験はこれまで通り持ち帰り可能とされています。
なぜこの変更?
正直なところ、「なぜ今?」と感じる方も多いと思います。
国系試験では問題持ち帰りが可能な一方、
地方系試験では「作問を担当している試験機関の方針」で
持ち帰り不可としているケースが一般的です。
そういう意味では、特別区も
「他の地方試験と同じ扱いに寄せた」
という見方もできるかもしれません。
受験生への影響は?
影響が出やすいのは、独学で受験されている方です。
試験問題を実際に見て分析することが難しくなるため、
どうしても
・出題傾向の把握
・問題のクセや細かい特徴
といった情報は、予備校や講座を通じた情報の方が集まりやすくなるでしょう。
とはいえ、過度に心配しなくて大丈夫です
今回の変更で、
来年すぐに受験する方の対策が大きく変わるかというと、そこまでではありません。
過去問が一切手に入らなくなるわけではありませんし、
試験そのものの難易度が急に上がるわけでもありません。
長い目で見ると、
独学ではやや情報収集が大変になる可能性はありますが、
今の受験生は「目の前の対策をきちんとやる」ことが何より大切です。
まとめ
・特別区の教養試験は 今後、持ち帰り不可
・専門試験は引き続き持ち帰り可
・独学の方は情報面でやや不利になる可能性あり
ただし、直近の受験対策への影響は限定的
突然の発表ではありましたが、
必要以上に動揺する内容ではありません。
これまで通り、基本を大切に、
落ち着いて準備を進めていきましょう。
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