2023.07.10
公務員試験

都庁の新方式2次・3次試験対策: プレゼンテーションとグループワークの鍵

こんにちは、キャリサポの講師、公務員講師30年の川井太郎です。今回は、都庁の新方式の2次3次対策、特にグループワークとプレゼンテーションについてお話しします。

新方式の概要とポイント

新方式では、一次試験でプレゼンシートの作成が求められ、合格者は2次試験でのプレゼンと面接、3次試験でのグループワークと面接を経て選考が行われます。昨年度のボーダーラインは35点中14点で、今年は募集数が増え、申込者数が減っていることから、ボーダーがさらに下がる可能性もあります。
点数が低いといって諦めずに、しっかりと対策をしておきましょう。早めの対策は、後々他の受験生との差をつける重要な要素となります。

プレゼンテーションについて

二次試験成功には一次試験で作成したプレゼンシートの内容を見直し、追加要素を考えることが重要です。プレゼンはイントロダクション、ボディ、エンディングで構成され、具体的な課題と対策を取り上げます。準備として原稿作りが推奨されますが、原稿なしでも可能です。練習時は5分間の制限内で、スピードではなく文章量を調整し、聞き手が理解しやすいペースで話すことが大切です。
プレゼンテーション練習後は、伝え方に注目すべきです。聞き手の理解を助けるために、強調や間の取り方に気を付け、一部メモを見つつも視線は面接官に向けることが大切です。さらに、プレゼンシートを用いる際は具体的な指示を出し、リスナーが内容を追うのを助けるべきです。これらの練習と調整を通じて、聞き手が理解しやすいプレゼンテーションが作れます。

グループワークにおける対策と役割

三次試験のグループワークは集団討論の形をとり、都庁の試験では役割分担が評価されます。役割は全員または一人が担当し、役割を引き受けることで受験成功率が上がります。討論には戦略が必要で、一定の方向性を持って進めることが大切です。議論に参加する姿勢も評価されるため、メモ取りだけに専念せず、議論に積極的に参加することが求められます。発言時は顔を上げ、相手を見つめることで印象が大きく改善します。

さいごに

模擬試験を通じてスキルを練習することで、上位の受験生との間に明確なスキルの差をつけることが可能です。特に、提案型の試験である都庁では、自分が提案を行う経験が試験の結果に大きな影響を与えます。

新方式の試験では、プレゼンテーションとグループワークの対策が重要です。これらの対策を行うことで、合格率が大幅に上がる可能性があります。特に今年は新方式が公務員試験の中で最も易しくなる可能性があると言われています。このチャンスを生かすためにも、対策をしっかりと行い、合格を勝ち取りましょう!

 

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【都庁志望必見】新方式2次・3次試験のポイントを徹底解説