2023.08.03
公務員試験

特別区の面接について

今回は、公務員試験の発表があったと思いますので、今回は特別区の面接の特徴と対策についてお話したいと思います。

地雷ブースと圧迫面接への対応

特別区の公務員試験の面接は、一般的には大田区の産業プラザで行われます。この場所は変更されることもありますが、基本的にはブース形式で実施されます。ブース内では隣の声がはっきりと聞こえてくるため、受験生の集中力が試される環境となります。

特別区の面接では、一般的に圧迫面接はありません。ただ、何個か地雷ブースと呼ばれる場所があることも事実です。これについては、なるべく対策をしておくと良いでしょう。

多くの場合、受験生自身が圧迫面接の引き金を引いてしまうことが多いです。たとえば、質問に対して答えられない、納得いかずに再度質問を繰り返す。そうなったときに圧迫面接を感じてしまうことが多いようです。

特別区公務員試験面接の流れと対策

特別区公務員試験の面接は、一人あたり約30分間が予定されています。面接官は通常3人体制で、受験生はこの短い時間の中で自己をアピールしなければなりません。とりわけ、多くの受験生が難しさを感じる部分が、3分間のプレゼンテーションです。

面接の流れは、まず自己紹介やアイスブレイクから始まり、その後に3分間のプレゼンテーションが行われます。プレゼンテーションの後は、その内容についての質問応答となります。その後は、面接官一人あたり持ち時間が約10分ずつ、それぞれの質問に応えていく形になります。最後は、主査が総合的な面接を行い、終了となります。

特別区の面接では、熱意・思考力・行動力・対人関係能力・自己統制力といった項目が評価基準となります。評価はA、B、C+、C-、Dの5段階で行われ、プレゼンテーションの内容もこれらの基準に沿って準備されることが求められます。具体的には、自分の強み、特別区でやりたいこと、志望理由という項目を明確に提示することが重要です。

その後、面接カードに記入した「困難だった経験」や「チームで行った活動」についての質問が出ることもあります。

区面接について

特別区の公務員試験は、合格発表の後に「区面接」という段階に進みます。区面接は、例年7回から8回開催されます。ですから、江戸川区以外を受ける方は、その中でどんどん受けていくことが必要となります。最初の1回か2回で合格を決めたいところですが、面接はずっと続きます。

区面接についての私の正直な感想は、3回目以降は面接のレベルが下がってくるというものです。諦めずにずっと受け続ければ、なんとかなる可能性があります。ただし、例年で考えると、一桁台の人数が最後まで内定がないという状況も生じることがあるので、それに対する対策をしっかりと立てておくことが重要です。

また、人事委員会の方からは、「全員を内定させるつもりでいる」との意向が示されています。しかし、最後までマッチングできない受験生がいることも事実なので、その点は覚悟しておいてください。また、自身が望む特定の区についての意思表示も重要です。

特別区の面接レベルについては、公務員の試験全体を見るとそれほど高くはありません。つまり、ハードルはそこまで高くないと考えてよいでしょう。しっかり対策を立てて内定を取っていただければと思います。

 

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【特別区志望必見】面接対策