2023.08.04
公務員試験

公務員試験の対策はいつから始めればいいか

公務員試験の対策についての悩みは、多くの受験生に共通する問題でしょう。近年、コロナの影響で先輩後輩のつながりが希薄化し、後輩たちはさらに困惑している様子が見受けられます。そこで、今回は「公務員試験の対策はいつから始めればいいか?」という問いに対してお話したいと思います。

結論から言うと、始めるタイミングはいつでも構いません

一般的なパターンとしては、大学生であれば、大学3年の初めから対策を始めるケースが非常に多いです。次いで、夏休み後の9月10月から始めるケースが続きます。さらに、志望度が高い学生の中には2年生の時から始める子もいます。私の経験からも、2ヶ月で受かった子もいれば、7年かかった子もいるため、究極的にはいつから始めても構わないと言えるでしょう。

しかし、対策を始めるタイミングは、皆さんの個々の能力や状況による部分も大いにあります。自分の能力や強み、弱みを正確に把握し、それに基づいて計画的に対策を行うことが重要です。

試験の種類と対策の選び方

公務員試験の対策について、さらに具体的な内容をご紹介します。公務員試験は大きく4つのカテゴリーに分類されます。

1.行政系専門・教養: これは最も勉強が必要な分野で、難易度が高いです。
2.行政系教養のみ: 近年増えており、都庁の新方式や神奈川県の秋季試験など、教養だけでも受けられるものがあります。
3.資格系・技術系: 専門が大学の勉強でカバーできる場合が多く、比較的入りやすい分野です。
4.公安系: 警察官、消防官などが含まれます。

各試験の難易度は異なり、例えば行政系専門が10、教養だけで3~4、技術系で6、警察官消防官で3~4程度といった指標があります。

重要なのは、自分の能力や時間、そして目標に合わせて、これらの試験の中から適切なものを選ぶことです。勉強が苦手な場合や時間が限られている場合は、専門が不要な分野から取り組むと良いでしょう。
ただし、専門がない試験では面接が大変になることが多く、その難しさは10ぐらいになることもあります。逆に、技術系の方は面接が4程度と比較的楽な場合もあるため、面接が苦手な方はこちらを選ぶのも一つの戦略です。

主要科目とマイナー科目の攻略戦略

例として、行政系の基本的な勉強方法を紹介します。

1.主要5科目の勉強法
数的処理、憲法、民法、行政法、経済言語の5科目です。これらの科目は以下のような順序で学習を進めると良いでしょう。
数的処理:基礎を固めるために最初に取り組みます。
憲法と経済:時間がかかるため、数的処理の次に取り組むことをお勧めします。
民法、行政法:憲法と経済が一通り終わったら、次にこの2科目を始めます。

2.学習のスケジュール
学習のスケジュールとしては、4月から始めて9月頃に主要科目を終わらせたいところです。その後、問題演習に取り組むと効果的でしょう。夏休みが終わる9月頃からはマイナー科目へと移行する計画を立てることが理想的です。

3.主要科目とマイナー科目
主要科目はどの試験にも基本的にあり、ボリュームが多いためしっかりと取り組む必要があります。例えば、経済学は県庁の試験で約35%のボリュームになります。
一方、マイナー科目は主要科目に比べボリュームが少ないため、秋以降に取り組みます。これらの科目は、経営学など具体的な論点だけを理解する形で進められる場合が多いです。

4.試験に応じた対策
試験の種類によって必要な科目が変わることもあるため、秋以降の学習計画はしっかりと考える必要があります。国税専門官では会計学が必要となるなど、労働基準監督官では労働法など、特定の職種に特化した科目も存在します。

面接力の重要性とボランティア活動

まずは、夏休みまでにボランティア活動などの経験を積むことの重要性について。コロナの時代には、面接で話せるネタがないという事態が多く発生しました。それ故に、夏までに、面接で語り得るネタや、学生時代に力を入れたこと、仲間と一緒に取り組んだ経験などを作っておくことが推奨されます。これらの経験は、面接での表現力向上に直結します。

論文対策のポイント

論文対策においては、あらかじめ出そうな論点を頭に叩き込んでおく方法が一般的です。例えば、経済の論文で限界代替率逓減の法則について求められる場合など、その場での考察は非常に困難でしょう。また、警視庁の論文など、誤字脱字にも厳しくチェックされるケースもあるため、文字に対する注意も必要です。
過去問分析や頻出項目の洗い出しを行い、出そうなところに絞って対策をします。さらに詳細な選択肢レベルまで分析を行うことで、同じような問題が出た際に対応できるようになります。ミクロ経済学などの計算問題でしっかりと点を取るために、計算対策を徹底する必要があります。そして、試験に合わせた対策と問題集の単純な反復練習とは効果が異なります。コース研究と並行して力をつけるなど、戦略的な対策が求められるのです。

面接対策の進め方

面接対策は秋頃から自己分析を始め、経験を積んでいくとよいでしょう。面接の練習は2、3回では足りません。10回、20回と多くの回数をこなすことで、本番に強くなります。また、面接が続く場合や、教養試験だけの公務員に絞るなど、状況に応じて対策のスケジュールを調整する必要があります。
公務員試験は一次試験から面接までのプロセスがあり、この短い期間での対策が難しいため、事前に自己分析や模擬面接の準備が必要となります。失敗する受験生の多くが、一次試験まで何も対策せず、発表が終わってから面接対策を始めるケースが多いので、面接カードの作成や模擬面接の準備など、早めに始めて、徹底して練習することが重要です。
時代は公務員試験も面接の時代に移行しており、その準備には細心の注意が必要となります。最適なスケジュールで、計画的に対策を進めることが求められるでしょう。

さいごに

公務員試験の対策は慎重に計画することが重要です。短期間での勉強法はギャンブル性が高く、リスクを避けるためにはしっかりとした対策が必要です。公務員試験へのアプローチはいろいろありますが、自分自身と試験をよく理解し、それに合わせた対策をすることが大切です。何か問題があれば、いつでも相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。

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