2023年公務員試験総括
今回は2023年の公務員試験総括をお話していきましょう。
2023年の公務員試験は、過去最も簡単でした。この状況の背景や具体的な数字、そして来年度の試験に向けた対策についても少しだけ考察していきます。
目次
今年の試験状況
今年は、申し込み者数が大幅に減少し、結果として試験の難易度が大きく下がりました。たとえば、国家一般職の試験では、平成15年には71,699人が受験しましたが、今年はわずか22,316人。しかし、合格者数は平成15年の7690人に対して、今年は6476人とほとんど変わりません。競争率も、以前の11.96倍から現在の3.45倍に大幅に下がりました。
面接重視の傾向
申込者が減ってきて、ペーパー試験がほぼ勉強しなくても受かるレベルまで落ち込んできています。つまり、公務員試験は実質的に面接で選ばれる傾向にあります。ペーパー試験のボーダーラインは平成18年ごろの56点から現在は30点台と大幅に下がりました。
行政側の変化
行政側も、説明会の参加者減少などから、受験生の獲得に焦りを感じています。東京消防庁では、令和4年度の受験者数が3356人、合格者数が364人だったのが、令和5年度は受験者数が1203人に減少したにも関わらず、合格者数が790人と倍増しました。
今がチャンス!
今の状況は、真剣に公務員を目指す受験生にとって大チャンスです。しっかりと対策をすれば、合格の可能性はほぼ100%と言えます。
さいごに
来年度も、大幅な変動は考えにくいですが、コロナ世代の影響で、受験生の動向には変化があるかもしれません。少し難しくなる可能性もありますので、準備を怠らないよう心掛けましょう。とはいえ今がチャンス!しっかりと準備をして、公務員試験に挑みましょう。
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【速報】2023年度公務員試験総括