2023.11.21
公務員試験

地元以外の受験は不利?有利?

公務員試験において、地元以外の地域からの受験者が合格する可能性について、多くの疑問が寄せられます。一般的な認識として、地元の受験者が有利であるとされがちですが、実際のところ、地域にもよりますが、公務員の世界では必ずしもそうではありません。

地元優遇の事例

一部の市役所では地元要件が設けられており、住民票がその地域にないと受験資格がない場合もあります。例えば、長野県の一部市役所がそのような制度を持っています。また、富山県の一部市町村では、受験番号や試験クラスによって合格率に大きな差があるという話も耳にします。

方言の影響

地域性が強く反映される例として、方言が挙げられます。特に方言が強い地域では、言葉が理解できなければならないことがあります。たとえば、那覇市では方言での回答を求める面接が行われることもあるようです。

統計データで見る合格率

人事委員会のデータで、神奈川県庁の合格率を地域別に見てみると、神奈川県では受験生880人に対し合格者が201人で、合格率は約22.8%。神奈川県は特に、「なんで神奈川なんですか?」と聞かれます。地元であれば、答えやすいですね。

東京都は316人が受験し55人が合格、合格率は7.4%。他の関東圏では、109人が受験し25人が合格、合格率は22.9%です。

さらに、北海道では10人中1人が合格(合格率10%)、東北では24人中4人(合格率16.7%)、中部北陸では65人中16人(合格率24.6%)、近畿では27人中5人(合格率18.5%)、中国四国では24人中6人(合格率25%)、九州沖縄では12人中2人(合格率16.7%)が合格しています。

地元以外からのチャレンジ

これらのデータから、地元ではない地域からの公務員試験受験も十分に可能であることがわかります。一部の市役所を除き、公務員としての道は地元に限定されていないのです。さまざまな地域でチャレンジしてみてください!

 

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【データから分析】地元以外の受験は不利?有利?
https://youtu.be/T5f3OZcX_0U?feature=shared