【国般教養試験】国家一般職向け課題対応能力試験の攻略法
こんにちは!キャリサポです。
今日は「課題対応能力試験」についてお話しします。
目次
「課題対応能力試験」とは?
これは、先日発表された国家公務員一般職試験の教養区分に関連しています。つまり、教養試験だけで国家公務員の一般職を受けられるようになったということです。
その際、「課題対応能力試験」という新しい試験が導入されました。「なんだこれは?」と思われた方もいるかもしれません。私も初めて聞いたときには同じように驚きましたが、今回その試験の例題が公表されました。人事院の「採用情報NAVI」というサイトに掲載されていますので、そちらも覗いてみてください。
例題1
例題1では、各問の図目に示されている「ア」「イ」「ウ」と同じ位置にある3つの数字を手引きから取り出し、計算式の「ア」「イ」「ウ」に当てはめて計算し、答えの選択肢番号をマークする形式です。
たとえば、例題の問題では「ア」が2、「イ」が3、「ウ」が5なので、「イ」と「ウ」を掛け算して15、さらに「2」を足して「17」となり、正解は2番になります。これは、適性検査に少し論理性を加えたような形式ですね。
例題2
次に、例題2です。この問題は、示された数字が分類表のどこに分類されるかを調べ、その欄がある行のローマ数字と列のアルファベットの組み合わせが選択肢番号と一致する位置をマークする形式です。
たとえば、問2では「123」が「116~133」の間にあるため、ローマ数字では「III」、アルファベットでは「a」となり、正解は5番です。
例題3
例題3では、表2の1~5列ごとに表1と見比べ、記号の誤りが2箇所ある列を探し、その列の番号をマークします。
たとえば、1番目の列ではすべて異なり、2番目の列では上と真ん中が異なります。このように誤りを見つけ、正解を導きます。正解は2番です。
論文試験
また、論文試験も課されていました。資料には以下のような内容が記載されています。
「2022年の出生数は777,759人で、統計開始以来最小の数字となり、80万人を下回った。第1次ベビーブーム期の約270万人、第2次ベビーブーム期の210万人と比較して、著しく減少している。」
これらを踏まえ、現状の社会背景についての考察や、今後必要な政策を具体的に述べる形式の問題です。
課題対応能力試験の対策
課題対応能力試験の対策としては、適性試験の問題集を利用し、スピード感を意識した練習をすることをお勧めします。考え込む時間がないので、迅速な判断が必要です。
一方で、教養論文試験の対策には行政研究が必要です。その場合は実務教育出版の「論文・面接で問われる行政課題の政策論のポイント」がオススメです!さらに、「自治体通信」などのウェブサイトで各自治体の取り組みを調べることも有益でしょう。
まとめ
今回は課題対応能力試験についてお話しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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