2025.03.13
公務員試験

【国家総合職】令和7年度 一次試験ボーダー点予測

こんにちは、公務員試験を目指す皆さん。
今回は、国家総合職・令和7年度の一次試験におけるボーダー点(合格目安点)について、キャリサポのこれまでの実績とデータをもとに予測をお届けします。

あくまで「目安」としての情報ではありますが、これからの学習計画や目標設定に役立てていただけたら嬉しいです。

ボーダー点の算出方法と注意点

国家総合職の一次試験は、

・基礎能力試験(30点満点)
・専門試験(410点満点)

この2つで構成されています。専門試験の得点は「標準点(いわゆる偏差値のようなもの)」に換算されたうえで、合否の判定に使われます。

見落とせない「基準点(足切り点)」

ここで特に注意したいのが、「基準点」の存在です。どれだけ高得点を取っていても、この基準点を下回ると、それだけで不合格となってしまいます。

・基礎能力試験(教養):9点(=30点の3割)
・専門試験:12点(=40点換算で3割)

つまり、最低限このラインはクリアしたうえで、総合点でもボーダーを越える必要がある、ということですね。
努力の成果がしっかり評価されるためにも、まずはこの「基準点」をしっかり意識しておきましょう。

区分ごとの予測ボーダー点

ここからは、令和6年度の実績に基づく、令和7年度のボーダー点の予測をご紹介します。
「何点を目標にすればいいのか?」の一つの指標として、参考にしてみてください。

政治・国際

 ・教養9点の場合:専門28点 → 合計37点
 ・教養16点以上の場合:専門22点 → 合計38点
  ▶ おすすめ目標:38点以上

法律

 ・教養9点の場合:専門35点 → 合計44点
 ・教養19点以上の場合:専門26点 → 合計45点
 ・教養満点(30点)の場合:専門16点 → 合計46点
  ▶ おすすめ目標:45点以上

経済

 ・教養9点の場合:専門27点 → 合計36点
 ・教養16点以上の場合:専門21点 → 合計37点
  ▶ おすすめ目標:37点以上

人間科学

 ・教養9点の場合:専門27点 → 合計36点
 ・教養15点の場合:専門22点 → 合計37点
 ・教養23点の場合:専門15点 → 合計38点
  ▶ おすすめ目標:38点以上

デジタル

 ・教養9点の場合:専門14点 → 合計23点
 ・教養11点の場合:専門12点 → 合計23点
  ▶ おすすめ目標:23点以上

数理・化学・物理・地球科学

 ・教養9点の場合:専門28点 → 合計37点
 ・教養19点の場合:専門19点 → 合計38点
  ▶ おすすめ目標:38点以上

化学・生物・薬学

 ・教養9点の場合:専門27点 → 合計36点
 ・教養23点の場合:専門17点 → 合計40点
 ・教養27点の場合:専門14点 → 合計41点
  ▶ おすすめ目標:41点以上

合格へのハードルは下がっている?

「6割得点が必要」と言われた時代もありましたが、最近は半数前後の得点でも合格圏に入れる可能性が十分あります。
特に政治・国際区分は、法律や経済に比べて比較的合格しやすい傾向が見られます。募集人数の違いもありますが、受験のしやすさを考慮して、自分に合った区分を選ぶのも戦略の一つですね。

一次突破のその先――「論文対策」がカギ

一次試験合格のあとは、4月に実施される論文試験が待っています。
この試験は配点が全体の5割と非常に高く、合否に大きく関わる重要なステップです。一次の先を見据えて、論文対策も早めに始めておくことをおすすめします。

キャリサポでは、
▶ 「国家総合職ゼミ~論文対策クラス~」も開講しています。
詳細は公式サイトをご覧ください。

最後に

国家総合職試験は確かに難関ですが、「取れない点数ではない」のも事実です。
ここまで積み重ねてきた努力を信じて、一歩ずつ着実に前へ進んでください。

「何から手をつけたらいいかわからない」「不安で集中できない」そんな時は、一人で抱え込まずに、どうぞキャリサポを頼ってくださいね。
最後まであきらめず、自分の可能性を信じて、合格をつかみ取りましょう!