2025.05.19
公務員試験

【国家一般職ボーダー点】北海道の国家一般職試験ボーダーと必要点まとめ

今回は、令和6年度の北海道の国家一般職のボーダーについて、キャリサポ独自に分析・計算した内容を公表したいと思います。あくまでキャリサポでの分析結果ですので、参考としてご覧ください。

北海道について

昨年度の北海道は非常に高い数値となっており、第1次試験の合格点は163点、最終合格点は407点となりました。これは、いずれも標準点に換算したものです。
仮に第1次試験をボーダーギリギリで通過した場合、最終合格には244点が必要となります。
以下で順番に見ていきましょう。

第1次試験

まず、第1次試験のボーダーについてです。
基礎能力試験は満点30点で、基準点は9点です。8点以下は足切りと考えてください。
平均点は18.794点、標準偏差は3.886点です。
次に、専門試験は満点40点、基準点は12点、平均点が20.576点、標準偏差は6.776点となっています。

ここで第1次試験のボーダーを考えてみると、基礎能力が9点、専門が12点、つまりボーダーを超えていれば合格できる水準で、標準点に換算すると163点を超えます。
このことから、北海道においては21点取れば第1次試験は突破できるという結果になります。

昨年度は、補欠合格者を含めても合格者が1,000人を切る状況で、6〜7割が合格したのではないかと推測されます。したがって、第1次試験についてはあまり高得点を取らなくても通過できたと考えられます。

教養論文

続いて、教養論文についてです。
教養論文は満点6点、基準点3点、平均点が4.070点、標準偏差が0.794点でした。
このことから、多くの受験者が4点前後に集中していることが分かります。標準偏差が小さいため、基本的には4点と見なしてよいでしょう。

国家一般職の場合、論文の役割は基本的に「足切り回避」となります。
標準点に換算すると、6点で96点、5点で75点、4点で54点、3点で33点、2点以下は足切りとなります。

面接試験

続いて面接についてです。面接の標準点は、

  • A評価:197点
  • B評価:146点
  • C評価:101点
  • D評価:54点
  • E評価:不合格

このようになっています。

「21点取れば受かる」と思う方もいるかもしれませんが、一般的なケースを想定すると、論文が4点(54点)、面接がC評価(101点)であった場合、残り252点が必要になります。

その場合、専門試験で半分、すなわち20点(標準点で約120点)、教養試験で10点(標準点で約78点)取れば、合格ラインに達することになります。
したがって、目安としては、合計30点程度を第1次試験で取っておけば、合格の可能性は十分にあると考えてよいでしょう。

まとめ

今年も傾向は大きく変わらないと予想されるため、ぜひこの点数を意識して勉強してください。
以上、北海道におけるボーダー点の解説でした。

今回のブログの内容の動画はこちら↓