【国家一般職】令和6年度 東北行政区分のボーダー解説

今回は、国家一般職(行政)の令和6年度「東北地区」のボーダーラインについて、詳しく解説していきます。
目次
合格点と追加得点の目安
まずは全体の合格ラインを見てみましょう。
令和6年度の東北行政区分では、1次試験の合格点が262点、最終合格点が436点でした。
つまり、1次試験をギリギリで通過した場合、2次試験(論文・面接)であと274点も稼がなければいけません。
これはかなりハードルが高くなるので、1次試験でできるだけ点数を稼いでおくことが合格への近道です。
第1次試験(教養・専門)の分析
教養試験(基礎能力試験)
・満点:30点
・基準点(足切り):9点
・平均点:18.794点
・標準偏差:3.886
専門試験
・満点:40点
・基準点(足切り):12点
・平均点:20.576点
・標準偏差:6.776
なお、試験結果は「標準点」に換算されますが、ここではわかりやすく基準点ベースで考えていきます。
基準点別の必要得点(教養+専門)
教養得点 | 専門得点 | 合計点(ボーダー) |
9点 | 22点 | 31点 |
10点 | 21点 | 31点 |
11点 | 20点 | 31点 |
12点 | 19点 | 31点 |
13点 | 18点 | 31点 |
14点 | 17点 | 31点 |
15点 | 16点 | 31点 |
16点 | 15点 | 31点 |
17点 | 15点 | 32点 |
18点 | 14点 | 32点 |
19点 | 13点 | 32点 |
20点 | 12点 | 32点 |
つまり、
専門科目の比重が高ければ31点、教養の得点が高ければ32点がボーダーライン
と見てよいでしょう。
論文試験の分析
・満点:6点
・基準点:3点
・平均点:4.070点
・標準偏差:0.694点
この数値を見ると、多くの受験者が「4点前後」に集中していることがわかります。論文で差をつけるのはやや難しい構造ですね。
面接試験の配点と結果分布
・A:187点
・B:146点
・C:101点
・D:54点
・E:不合格
1次通過者の目安と得点
仮に以下の条件を想定すると、
・論文得点:平均の4点
・面接評価:C評価(101点)
この場合、最終合格点までには「289点」が必要になります。
1次試験の得点内訳としては、
・専門:平均程度の20点
・教養:13点
を取れたとすると、1次試験合計は33点。
このくらい取れていれば、安全圏に近いと言えるでしょう。
今後の対策とまとめ
今年の試験では、例年と比べて急激に難化したという印象はありません。
今後も大きくボーダーが変わる可能性は低いため、今回の水準を目安に、自分の得点戦略を立ててみてください。
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