2026.02.26
公務員試験

国家情報法の脅威?外国人公務員を巡る日本のジレンマ

今回は、三重県が外国人の公務員採用について言及していたことをきっかけに、この問題について考えてみたいと思います。

近年、日本では外国人住民の増加や国際化の進展に伴い、外国人の公務員採用について議論が続いています。一方で、安全保障の観点から慎重な意見もあり、さまざまな論点が交錯しているのが現状です。

議論の背景にある外国の法律

この問題でよく取り上げられるのが、中国の「国家情報法」や「国防動員法」といった法律です。

国家情報法は、一般的に国家の情報活動に法的根拠を与え、国民や組織に対して協力を求めることができるとされる法律です。日本の政治家の発言などでも言及されることがあり、注目を集めています。

また、国防動員法は、平時から戦時にかけて国家の人的・物的資源を動員できるとされる制度です。解説によっては、一定年齢層の国民に国防の義務が課される点や、海外在住者も対象となり得る点が指摘されています。

こうした法律の存在が、日本における外国人公務員の採用議論に影響を与えている側面があります。

日本で進む国籍条項の見直し

一方で、日本社会では国際化が進み、外国人住民も年々増加しています。
そのため、行政サービスの充実という観点から、外国人の力を活用する必要性も指摘されています。

実際に、18の都道府県で公務員の国籍条項を撤廃するなど、採用の門戸を広げる動きも見られます。
多文化共生の観点からは、こうした取り組みを評価する声もあります。

国際化と安全保障のバランス

しかし、機密情報の取り扱いや安全保障の観点からは、慎重な制度設計が必要だという意見も根強くあります。
外国人職員の採用を進める場合でも、

・担当できる職務の範囲
・権限の制限
・機密情報の扱い

などについて、バランスの取れた制度づくりが求められています。

まとめ

外国人公務員の問題は、

・国際化への対応
・行政サービスの向上
・安全保障上の配慮

といった複数の要素が絡み合う、非常に難しいテーマです。

国際情勢が複雑化する中で、日本としてどのような制度設計を行うべきか。
今後も冷静で丁寧な議論が求められる分野と言えるでしょう。

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