障がい者枠の公務員試験は難しい?筆記・作文・面接対策で押さえたいポイント
「障がい者枠の公務員試験を受けたいけれど、どのくらい勉強すればいいの?」
「筆記試験よりも面接が重要って本当?」
「障がいのことを面接でどこまで説明すればいいの?」
障がい者枠で公務員を目指している方の中には、こうした疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
障がい者枠の公務員試験では、ペーパー試験や作文だけでなく、面接での伝え方も重要なポイントになります。
今回は、障がい者枠の公務員試験について、筆記試験・作文・面接それぞれのポイントを整理してお伝えします。
目次
障がい者枠の公務員試験はどんな試験?
障がい者枠の試験について、まず押さえておきたいのが、試験全体の難易度です。
ペーパー試験については、「高校生レベルないしは、それでもちょっと勝ったという感じの問題」と捉えています。自治体によってはSPIを取り入れているところもあるようですが、基本的には普通に勉強していれば対応できるという見方です。
一方で、知的障がいのある方の場合は、ペーパー試験自体が大変なケースもあります。
つまり、すべての受験生に同じような対策が必要というわけではなく、自分が受験する試験の内容を確認したうえで準備することが大切だといえます。
作文は難しい?
作文については、「そんな難しいって感じがしない」レベルと考えています。特別に難しい文章を書く必要があるというより、普通の文章を書ければ大丈夫という考え方です。
もちろん、試験で作文が課されるのであれば、事前に文章を書く練習をしておくことは重要です。
ただ、障がい者枠の公務員試験で特に注意したいのは、その先にある面接です。
障がい者枠では面接が重要
障がい者枠の公務員試験で最も重要なポイントとして挙げられるのが、面接です。
一般的な公務員試験の面接とは少し違い、障がい者枠では「職務に耐えられるか」という視点で見られることが多い、というのが当校の見解です。
そのため、面接では「障がいについてどう説明するか」「できること・できないことをどう整理するか」が重要になります。
障がいの内容は「隠す」のではなく「伝え方」を考える
まず大前提として、障がいの内容について嘘をつくことはいけません。また、隠すこともダメです。
そのうえで重要なのが、どのような表現で伝えるかです。
障がいについて詳しい面接官が入っているケースも最近はあるものの、原則として「障がいについての知識が十分ではない面接官がいる」という前提で面接の構成を考えたほうがいい、とお伝えしています。
障がいの内容を詳しく説明すること自体が悪いわけではありません。しかし、説明の仕方によっては、面接官に「この仕事を任せるのは難しいのではないか」と感じさせてしまう可能性があります。
そのため、
・障がいについて嘘をつかない
・障がいを隠さない
・そのうえで、職務ができるという印象につながる表現を考える
ということがポイントになります。「何を話すか」だけでなく、「どう伝わるか」まで考えることが大切です。
「できること・できないこと」を整理しておく
面接対策として、もう一つ重要なのが「できること」と「できないこと」の整理です。
できないことについては、本当にできないことであれば、そのまま整理しておきましょう。
一方で、当校では「苦手なことまで全部できないこととして話してしまう」ことについて注意を促しています。たとえば、本当はできる仕事なのに、「苦手だからできません」といった形で伝えてしまうと、面接官に「職務を任せるのは難しいのではないか」と思われてしまう可能性があります。
だからこそ、
「嘘はつかない。でも、必要以上にマイナスの印象になる伝え方はしない。」
という考え方が重要になります。
「できないこと」と「苦手なこと」を自分の中で整理しておくことも、面接準備の一つです。
薬について聞かれた場合はどうする?
障がい者枠の面接では、薬について聞かれる場合もあります。もちろん、薬について聞かれないところもあります。
もし聞かれた場合、複数の薬を服用している方は、すべての薬について細かく説明する必要はないというのが当校からのアドバイスです。
たとえば、胃腸薬など障がいとは関係のない薬まで説明するのではなく、障がいに関する薬について答えるようにする、という考え方です。
ここでも重要なのは、「何を伝えるか」です。
面接では「障がいの特性」にも注意する
障がい者枠の面接では、話している内容だけでなく、面接全体の印象も重要になります。
本人が気づいていないかもしれない「障がいが重いのではないか」と思わせるような特性についても留意しておく必要があります。
たとえば、
・話が非常に長くなって、何を言っているのかわからなくなる
・何も言えなくなってしまう
・質問に対する答えになっていない
・挙動不審に見えるような行動をしてしまう
・視線がいろいろなところに移ってしまう
といったものです。
こうした部分については、できるだけ消していくことが面接対策のポイントになります。
もちろん、すべてを完璧に直すということではありません。
自分では気づいていない面接時のクセがある場合は、模擬面接などを通して確認してみることも大切です。
障がい者枠の公務員試験は「面接対策もしっかり」が重要
障がい者枠の公務員試験について、当校では「2、3年前が一番入りやすかった」という印象も持っています。当時は「入れ食い状態」と表現されるほど入りやすかったものの、現在は試験のレベル自体が少し上がってきたように感じられます。
そのため、これから受験する方は、
「筆記は大丈夫だろう」と考えて終わるのではなく、ペーパー試験と面接対策の両方をしっかり行う
という意識が重要になります。
特に面接では、障がいの内容、できること・できないこと、薬、障がいの特性など、事前に整理しておきたいポイントがあります。
まとめ:障がい者枠の公務員試験は「伝え方」まで準備しよう
障がい者枠の公務員試験では、ペーパー試験や作文だけでなく、面接が大きなポイントになります。今回の内容をまとめると、次のようになります。
・ペーパー試験は普通に勉強していれば対応できるという見方がある
・SPIを取り入れているところもある
・知的障がいのある方の場合はペーパー試験が大変なケースもある
・作文は特別に難しいものではないという見方
・面接では「職務に耐えられるか」という視点が重要
・障がいの内容は嘘をついたり隠したりせず、伝え方を考える
・できること・できないことを整理しておく
・苦手なことまで「できない」と伝えすぎない
・薬について聞かれた場合の答え方も考えておく
・面接時の話し方や行動など、障がいの特性が印象に出すぎないようにする
・現在はペーパー試験・面接対策の両方をしっかり行うことが重要
障がい者枠の公務員試験では、「何を勉強するか」だけでなく、「面接で自分のことをどう伝えるか」も準備しておきたいポイントです。
自分の場合は何を整理しておけばいいのか、面接でどのように伝えればいいのか。一人で考えていると、なかなか答えが見つからないこともあるでしょう。
そうした場合は、当校の模擬面接などを通して、自分では気づいていない話し方や印象を確認してみるのも一つの方法です。
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