2024.10.09
公務員試験

【思い出の受験生シリーズ】全国模試1位でも失敗!公務員試験1次落ちの教訓

こんにちは、キャリサポです!
今回は「思い出の受験生シリーズ」で、全国模試1位で第1志望1次落ちの例についてお話しします。
「まさか」と思うかもしれませんが、実際にあることなんです。

模試の順位=合否ではない!

確かに模試と本番には大きな因果関係があります。
ただ、模試の順位イコール合否ではないので、こういうことも起こるわけです。

逆に、模試でランク外でも試験には受かるということもよくあります。
この1位で落ちた生徒は、結局他の試験で合格し、最終的には地元に戻りました。

今と昔の試験難易度の違い

今と違って、昔は試験が非常に難しかったんです。特に私が模試を作っていた頃、勤務していた大手予備校では問題のクオリティが最高でなければ気が済まないという風潮があって、問題は非常に難しく作られていました。それを解ける生徒がいるんですから、すごいことだったと思います。

試験は普段通りに過ごそう

その生徒が試験前日に「先生、行ってきます」と挨拶に来た時、足が地についていないというか、なんだか浮き足立っている様子でした。テンションが妙に高くて、追い詰められているような感じです。
後で聞いた話では、彼は計画通りに試験を終えたものの、見直しの際に10問以上回答を変更し、すべて正解から不正解にしてしまったそうです。

それだけで落ちたとは思いませんが、恐らく受験番号の書き忘れなど、他のミスもあったのではないかなと思います。
結果、一次試験で不合格になってしまいました。もちろん落ち込んでいましたが、この経験から得た教訓は「試験中はテンションを上げすぎない」ということです。

緊張度とパフォーマンスの関係

私はよく「ヤーキス・ドットソンの法則」を引き合いに出しますが、これは緊張度とパフォーマンスの関係についての法則です。緊張しすぎるとパフォーマンスが落ちますし、緊張しなさすぎても同様です。最適な緊張状態がパフォーマンスのピークを作り出すんですね。これについてはまた試験直前に詳しく話すかもしれません。

見直しの際の注意点

それから、見直しについても触れておきます。私はよく「ファーストインプレッションが大事」と言っています。
皆さんも経験があるかもしれませんが、脳が誤認することがあるんです。最初に解いた問題に戻ってみると、直前に解いたのに「昔読んだことがある」という感覚になり、それで誤答に修正してしまうことがあります。

ですから、模試や他の試験で統計を取って、自分に合った見直し方法を確立しておかないと、本番でミスを犯してしまいます。もちろん、明らかなミスは直すべきですが、迷った問題については最初の回答を信じた方が良いと思います。

生徒のその後

結局、この生徒は地元で公務員として働き始め、その後外務省に出向したそうです。直接連絡を取っているわけではありませんが、聞いた話によれば、いろんな世界で活躍しているようです。バイタリティのある子だったので、今もどこかで活躍していると思います。

まとめ

今回は「思い出の受験生シリーズ」ということで、全国模試1位で公務員試験1次落ちの例をお話しました。
模試で上手くいっていても、試験本番で思わぬミスをしてしまうことはよくあるので、よく注意しながら試験に臨みましょう。

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