2025.09.13
公務員試験

【生成AI】ChatGPTでES作成は危険!公務員試験で不利になる理由

今回は「面接シートやエントリーシート(ES)にChatGPTなどのAIは使わない、使わない方がいい」という話をしたいと思います。

AIを使って書いた文章はすぐ分かる

以前、「AIを使って書いた文章はわかる」とお話ししましたが、先日遊びに来てくれた教え子の話によると、彼女の上司である面接官の方も、同じことを言っていたそうです。AIを使って面接シートを書く受験生は非常に多いそうですが、その場合、評価を1段階下げるそうです。

AIを使って書いた文章は、大学生が書くような文章ではないほどしっかりしすぎています。皆さんは「そんなにわかるものなの?」と思うかもしれませんが、面接官には結構わかります。最近のChatGPTの精度は非常に高いですが、普段使わないような難しい漢字や、本人が読めないような漢字を使うことがあります。また、おそらく他の人の事例を探してくるため、実際に経験していないことが書かれている場合もあります。

100%の確信はなくても、「これはもしかしたらAIを使ったな」と疑われると、面接官はまずその内容について深く質問してきます。面接シートに書いてある素晴らしい文章について質問され、それに答えられなければ、AIを使ったと判断されてしまうのです。

評価が1段階下がることも問題ですが、さらに大きなデメリットがあります。

面接での評価が下がる!?

面接官は、面接の前に提出された面接シートを読んで、まず受験生の印象をイメージします。ChatGPTを使って書いたESは非常に出来が良いので、面接官は「この子はしっかりしているな」と良い印象を持ちます。しかし、いざ面接が始まると、面接官が抱いていた良い印象と実際の受け答えにギャップが生まれ、評価がどんどん下がっていく可能性があるのです。

元々低い印象から始まり、面接の受け答えによって評価が上がっていくのと、最初から良い印象を持たれ、そこから評価が下がっていくのでは、圧倒的に前者が有利です。

AIを使う場合は気を付けて!

ChatGPTを使って面接シートを作成するメリットは、手軽に出来の良いものが作れることですが、その反面、面接中に皆さんの評価を下げる可能性が高いというデメリットがあります。そして、その結果、最終的な評価がさらに1段階下げられてしまうのです。

このことを考えると、少し大変でも、やはり自分でしっかり考えて面接シートを作成する方が良いでしょう。AIを使うこと自体を否定するわけではありませんし、うまく使いこなせている人もいます。しかし、安易に楽をしてAIに頼ってESを書こうとすることは、避けた方が良いと思います。

ぜひ、自分の言葉でESや面接シートを書くように頑張ってください。

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