【試験情報】専門科目併願スケジュール

本日は、「併願スケジュールシリーズ」というテーマで、専門試験まで取り組むガチ勢の皆さんに向けたスケジュールをご紹介したいと思います。
目次
ガチ勢にとってはチャンスの年!
専門試験まで対策をしている方にとって、今年は比較的チャンスが大きい年になると思います。というのも、最近はSPIや共通試験だけで受験できる公務員試験が増えており、そちらにシフトする受験生が増加傾向にあります。そのため、専門試験をきちんと対策している方にとっては、競争率が下がりやすくなっています!
昨年の例
昨年のデータでは、国税専門官の志願者数がおよそ12%減っていました。今年もその流れはさらに進むのではないかと思います。心理的にも、比較的取り組みやすい試験があれば、そちらを選びたくなりますよね。そのため、専門試験を頑張っている方には、今がチャンスだと思います。
比較的対策がしやすい科目の対策だけでも戦える!
実際、私が教えている受験生の中にも、「教養試験だけで受験しようと思っていたけれど、専門試験にも挑戦してみることにしました」という方がいます。その理由として、特別区などのボーダー点が比較的低めであることが挙げられます。例えば、特別区の場合、13点ほど取れれば十分合格ラインに達することがあります。そのため、経済など難易度が高い科目を無理にすべてやる必要はなく、比較的対策がしやすい学系科目を重点的に取り組むだけで、合格の可能性が大きく上がるのです。
具体的なスケジュール
まず、3月8日には参議院事務局の総合職の試験があります。さらに、11日と23日には参議院法制局の総合職の試験があります。こちらは法律に詳しい方向けの専門的な試験です。続いて、3月16日には国家公務員総合職の試験が行われます。このあたりの試験は、特に都庁特別区が第一志望の方にはぜひ受験をしてほしいと思います。というのも、初めての試験は緊張で思わぬ失敗を起こしやすいからです。以前にも、普段は模試で高得点を取っていた受験生が、本番でパニックになり、実力を発揮できなかったことがありました。このようなことを避けるためにも、試験の練習として挑戦してみるのはアリだと思います。
次に、3月22日には国立国会図書館の試験があります。4月に入ると、20日に東京都1類B(大卒)の一般方式と特別区1類の試験があります。どちらかを選んで受験する形になりますが、自分の志望に合わせて選択してください。その1週間後の27日には東京都の1類A(院卒など)の試験があります。
5月に入ると、10日に裁判所事務官や家庭裁判所調査官補の試験が行われます。今年から行政法が追加されたため、行政法を学んでいる方は挑戦しやすいのではないでしょうか。そして、24日には衆議院の事務局、25日には国家専門職・国税専門官・財務専門官・航空管制官・食品衛生監視員の試験があります。特に国税専門官は、採用人数が多く、比較的合格しやすい試験です。ただし、会計学や専門論文の対策は最低限やっておきましょう。
6月1日には国家公務員の一般職、15日には地方上級のAがあります。このあたりまでで内定を取れるように、戦略的にスケジュールを立てていきましょう!
その後は、7月や9月にも地方自治体の試験がありますが、専門試験まである試験は減ってきています。そのため、補欠的な位置づけになる場合が多いです。
最近の傾向
最近は「なんとなく受けた試験で内定を取る」ということも増えてきています。昨年も、国家総合職の試験を「練習のつもり」で受けた受験生が、結果的に内定を獲得した例がありました。このようなこともあるので、まずはチャレンジしてみることが大切ですね!
まとめ
今日はガチ勢に向けた試験スケジュールについてご紹介しました!
今年は専門試験まで取り組む方にとってはチャンスの1年なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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