【公務員試験】衆議院の試験が簡素化?論文が一次試験に統合へ
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【公務員試験】衆議院の試験が簡素化?論文が一次試験に統合へ
今回は、衆議院事務局から発表された試験制度の変更について解説します。
この制度変更の背景には、近年の受験者数の減少があると考えられます。
令和5年度は623人だったのに対し、令和6年度は424人と、1年で約200人も減少しました。
おそらく令和7年度も同様の傾向が続いていると推測されます。
試験制度の変更内容まとめ
▼変更前
〈1次試験〉
・基礎能力試験
・専門試験
〈2次試験〉
・論文試験
〈3次試験〉
・集団討論
・個別面接
▼変更後
〈1次試験〉
・基礎能力試験
・専門試験
・論文試験(←新たに統合)
〈2次試験〉
・集団討論
・個別面接
これにより、これまで2次試験で実施されていた論文試験が1次試験へ前倒しされ、筆記試験が1日で完結する形になります。
受験生への影響は?
結論から言えば、試験全体の難易度が大きく変わるわけではありません。
ただし、次の点には注意が必要です。
論文が「早い段階の足切り要素」になる
論文が一次に移ったことで、
・論理的な文章が書けない人
・文章でまとめる練習をしていない人
はより早い段階で不利になります。
特に論文が苦手な受験生は、これまで以上に早めの対策が必須です。
公務員試験全体で進む“簡素化”の流れ
近年、多くの自治体で次のような動きが加速しています。
・試験科目の削減
・SPI方式の導入
・試験日程の短縮
・面接比重の増加
背景には、民間企業同様の人手不足があり、より受験しやすい制度を整えることで人材確保を狙っていると考えられます。
ただし、簡素化が進むことで「質が下がるのでは?」という懸念もありますが、
実際には都庁秋試験などでは非常に高倍率となり、結果的に質の高い人材が確保できたケースもあります。
まとめ:情報の変化に振り回されず、早めの準備を
公務員試験は近年、制度変更が本当に多いです。
今年の衆議院事務局のように、突然の形式変更が入ることも珍しくありません。
だからこそ大切なのは…
・常に各試験の公式HPで最新情報を確認する
・科目変更やSPI化にも対応できる準備をする
・特に論文・面接などの“差がつく科目”は早めに対策
という3点です。
キャリサポでは、試験制度の最新動向を踏まえて
論文対策・面接対策・SPI対策を総合的にサポートしています。
制度変更のある年こそ、正しい情報と着実な準備が合格の鍵になります。
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