2026.07.17
公務員試験

国家総合職の合格者が多い大学は?今年のランキングを見てみました

国家総合職の大学別合格者数が出ました。

毎年この数字を見るのですが、やはり今年も東京大学が強いです。
かなり強い、というより、ほぼ一強に近い結果でした。

一方で、地方大学や私立大学からも合格者は出ています。
「自分の大学では無理かも」と思っている方もいるかもしれませんが、ランキングだけを見て諦める必要はありません。

今回は、2025年秋の教養区分と2026年春試験を合わせた合格者数を見ていきます。

まずは国立・公立・私立の割合

2026年春試験の合格者は、国立大学が1,254人、公立大学が93人、私立大学が662人でした。
数字だけを見ると、やはり国立大学が強いです。

ただ、私立大学からも600人以上が合格しています。
早稲田大学や慶應義塾大学だけでなく、中央大学や立命館大学も上位に入りました。

10位から6位

10位は千葉大学で58人、9位は大阪大学で59人、8位は立命館大学で63人です。

千葉大学と大阪大学は国立大学ですが、8位には私立の立命館大学が入りました。
関西の私立大学では、やはり立命館大学が公務員試験に強い印象です。

7位は北海道大学で80人、6位は中央大学で81人でした。

北海道大学は東京から遠いため、合格後の官庁訪問では少し大変な面もあります。
最近はオンラインの説明会も増えましたが、実際に東京へ行く場面はあります。

中央大学は、以前から公務員試験や法律系資格に強い大学です。
今年は81人で、かなり健闘しています。

5位は東北大学、4位は慶應義塾大学

5位は東北大学で84人でした。

東北大学も、地方の国立大学として毎年安定しています。
東京の大学ではないから不利、というほど単純な話ではありません。

4位は慶應義塾大学で93人です。

慶應義塾大学は、民間企業や公認会計士を目指す学生も多い大学です。
それでも100人近く合格しているので、受験者の力はかなり高いのでしょう。

3位は早稲田大学

3位は早稲田大学で156人です。
ここから合格者数が一気に増えます。

早稲田大学は、教養区分でも多くの合格者を出しています。
教養区分では、知識だけでなく、討議やプレゼン、人物面も見られます。
授業やゼミで、人前で話す経験を積んでいる学生が多いことも関係しているかもしれません。

2位は京都大学

2位は京都大学で180人でした。
今年も上位です。

国家総合職では、東京大学と京都大学が強いという構図はあまり変わっていません。
ただ、教養区分だけを見ると、早稲田大学との差はそこまで大きくありません。
専門知識だけで決まる試験ではなくなっていることが分かります。

1位は東京大学

1位は東京大学で458人でした。

2位の京都大学が180人ですから、かなり大きな差です。
特に教養区分では、東京大学の合格者数が目立ちます。

東京大学の場合、学内に国家総合職の志望者や合格者が多く、先輩から情報を得やすいことも強みでしょう。
勉強方法だけでなく、官庁訪問の進め方や、討議・プレゼンのコツまで聞ける環境があります。

国家総合職は、筆記試験に受かれば終わりではありません。
官庁訪問まで含めて準備する必要があります。
その意味では、近くに経験者がいることはかなり大きいです。

合格者数トップ10

1位 東京大学 458人
2位 京都大学 180人
3位 早稲田大学 156人
4位 慶應義塾大学 93人
5位 東北大学 84人
6位 中央大学 81人
7位 北海道大学 80人
8位 立命館大学 63人
9位 大阪大学 59人
10位 千葉大学 58人

上位には、東京大学、京都大学、旧帝国大学、早慶などが並びました。
この顔ぶれは、毎年そこまで大きく変わりません。

ただし、トップ10以外の大学からも合格者は出ています。
一橋大学や東京科学大学はもちろん、地方の国公立大学や私立大学も健闘しています。

今年は追手門学院大学から10人が合格している点も目に留まりました。
大学として対策に力を入れたのか、受験者がよく頑張ったのか。
いずれにしても、少し意外な結果でした。

大学名だけで決まる試験ではない

ランキングを見ると、難関大学ばかりに見えます。
それでも、大学名だけで合否が決まるわけではありません。
筆記試験で点を取り、面接や討議で自分の考えを伝えられれば、合格の可能性はあります。

問題は、合格者が少ない大学では情報を集めにくいことです。
周囲に受験する人がいない。
官庁訪問について聞ける先輩もいない。
こうした状況はあります。

その場合は、説明会や予備校、合格者の体験談を使って、自分から情報を集めるしかありません。
大学に環境がないなら、外でつくる。それでよいと思います。

国家総合職の人気は下がっている?

最近、学生に国家総合職を勧めても、昔ほど反応がよくないことがあります。

「忙しそうです」
「転勤が多いのはちょっと」
「そこまで出世したくありません」

こんな返事が返ってくることも増えました。
働き方に対する考え方が変わっているのでしょう。

ただ、国の制度づくりや政策に関わりたい人にとっては、今でも魅力のある仕事です。
最初から候補から外すのではなく、一度は各省庁の仕事内容を調べてみてほしいと思います。

試験も変わっています

公務員試験は、かなり変わってきました。

日程は早くなり、SPIを使う試験も増えています。
国家総合職では教養区分が広がり、面接や討議、プレゼンの比重も高くなりました。
筆記試験だけ勉強すればよい、という試験ではありません。

キャリサポでは、受験生の経験を整理しながら、その人の言葉で話せる面接を一緒につくっています。
大学名だけで可能性を決めず、必要な準備を早めに始めていきましょう。

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