公務員試験の前半戦がうまくいかなかった方へ。後半戦は、まだまだチャンスがあります
公務員試験も、前半戦が少しずつ終わりに近づいてきました。
すでに一次試験の結果が出ている方、面接に進んでいる方、思うような結果が出ずに落ち込んでいる方。
いまの時期は、本当に人によって状況が分かれます。
特に、第一志望の試験がうまくいかなかった方は、かなり苦しいと思います。
「もう今年は無理かもしれない」
「ここまで頑張ったのに、どうしよう」
「周りは進んでいるのに、自分だけ取り残された気がする」
そんな気持ちになっている方もいるかもしれません。
ただ、キャリサポとして最初にお伝えしたいのは、公務員試験はここで終わりではないということです。
後半戦にも、まだチャンスはあります。
むしろ、ここからの動き方で結果が変わる受験生も少なくありません。
目次
第一志望がだめでも、「行く場所がない」状態は避けたい
第一志望にこだわる気持ちは、とてもよく分かります。
県庁に行きたい。
国家公務員になりたい。
地元の市役所で働きたい。
ずっと目標にしてきた自治体がある。
そういう思いがあるからこそ、ここまで勉強を続けてきたはずです。
ただ、受験戦略としては、第一志望だけにこだわりすぎるのは危険です。
まずは内定を取る。
そのうえで、本当にそこに行くかどうかを考える。
この順番でもいいと思います。
もちろん、自治体や行政機関の方からすると、あまり良い言い方ではないかもしれません。
ですが、受験生の人生もかかっています。
一番避けたいのは、「行くところがない」という状態です。
内定がある状態と、どこにも合格していない状態では、気持ちの余裕がまったく違います。
一度合格を経験することで、自信が戻ることもあります。
9月以降にも受けられる試験はある
8月以降、9月以降の試験というと、高校生向け、障害者採用、社会人経験者採用などをイメージする方も多いかもしれません。
たしかに、そうした試験も多いです。
ただ、大学生や既卒の方が受けられる試験も、まだあります。
たとえば、例年で見ると、秋に追加募集を行う県庁や、秋試験を実施する自治体があります。
千葉県の一般行政秋試験のように、春の試験を受けていても再度受験できるものもあります。
また、東京都庁の秋試験、神奈川県の秋季試験、鳥取県など、秋以降にチャンスが出てくる自治体もあります。
さらに、市役所のB日程・C日程もあります。
ここで大事なのは、「もう前半でだめだったから終わり」と決めつけないことです。
公務員試験は、以前よりも試験日程が多様化しています。
SPI型の試験、独自日程の試験、通年募集に近い形の試験なども増えています。
探してみると、思っている以上に受けられる試験はあります。
秋試験は倍率の見方も大切
秋試験には、少し特徴があります。
最近は、大学3年生でも受けられる試験や、早期選考に近い試験も増えています。
そういった試験は、昨年度の例を見ても倍率が高くなりやすい傾向があります。
一方で、従来型の教養試験を行う自治体や、大学4年生・既卒者を主な対象にしている試験では、倍率が落ち着くこともあります。
理由は単純です。
前半戦で内定を取った受験生が、だんだん抜けていくからです。
つまり、秋以降は「もう強い受験生ばかりが残っている」というより、むしろ本気で受け続けている人にチャンスが回ってくる時期でもあります。
だからこそ、ここで気を抜かないことが大切です。
後半戦は、専門科目よりも教養・SPIに絞る
後半戦の対策では、勉強内容の絞り込みも重要です。
多くの試験では、専門科目をがっつり課すところは少なくなっていきます。
もちろん、受験先によって確認は必要ですが、後半戦では教養試験やSPI型の試験に力を入れる方が効率的なケースが多いです。
ここから先は、何でもかんでも広げるよりも、
・SPI
・教養試験
・面接対策
・エントリーシート
・志望動機の整理
このあたりに力を入れていくのが現実的です。
特に、前半戦でうまくいかなかった方ほど、勉強のやり方を変える必要があります。
同じように勉強して、同じように受け続けるだけでは、結果も変わりにくいです。
試験種に合わせて、思い切って対策を絞ることも大切です。
迷ったら、まず申し込む
後半戦でよくあるのが、「受けるかどうか迷っているうちに締切が過ぎる」というパターンです。
これは本当にもったいないです。
迷っているなら、まず申し込む。
その後で、受けるかどうかを決める。
これくらいの考え方でいいと思います。
公務員試験を受ける方は、真面目な方が多いです。
だからこそ、「本当に行きたいところだけ受けるべきではないか」「志望度が低いのに申し込んでいいのか」と悩みすぎてしまうことがあります。
でも、試験を受ける権利は、申し込まなければ得られません。
あとから「やっぱり受けたい」と思っても、締切が過ぎていたらどうにもなりません。
受験先を広げることは、逃げではありません。
自分の可能性を残すための戦略です。
独立行政法人も視野に入れてほしい
後半戦では、自治体だけでなく、独立行政法人もぜひ視野に入れてください。
独立行政法人は、いわゆる「準公務員」と言われることもあります。
仕事内容や待遇、安定性の面で、公務員に近い働き方ができるところもあります。
実際に独立行政法人に進んだ方からは、
「人数が多すぎないので、大事に育ててもらえている」
「職場の雰囲気が合っていた」
「思っていた以上に働きやすい」
という話を聞くこともあります。
公務員試験を受けていると、どうしても国・県庁・市役所に目が向きがちです。
もちろん、それらを目指すのは良いことです。
ただ、同じように公共性の高い仕事ができる選択肢は、他にもあります。
「公務員」という名前だけにこだわりすぎず、自分がどんな働き方をしたいのか、どんな仕事なら納得できるのかを考えてみてください。
市役所の独自型試験も増えている
最近は、市役所の試験もかなり変わってきています。
昔ながらのB日程・C日程だけでなく、独自日程で実施する自治体も増えています。
SPI型を導入しているところもありますし、通年に近い形で募集を行う自治体もあります。
たとえば、鎌倉市のように通年型に近い採用を行う自治体もあります。
滋賀県のように冬試験を設ける例も出てきています。
つまり、以前のように「この日程を逃したら終わり」という試験ではなくなってきています。
そのぶん、情報収集をしている人と、していない人で差がつきます。
後半戦で結果を出すためには、勉強だけでなく、受験先を探す力も必要です。
第一志望に落ちたあと、受ける場所がないのが一番つらい
過去にも、第一志望に向けて本当に一生懸命対策していた受験生がいました。
筆記を突破し、面接まで進み、「これはいけるかもしれない」というところまで来ていました。
しかし、最終面接でうまくいかず、不合格になってしまいました。
そのときに一番つらかったのは、落ちたことそのものだけではありません。
その後に受けられる試験を、ほとんど申し込んでいなかったことです。
第一志望に集中していたからこそ、他の試験への準備が止まってしまっていたのです。
これは、本当に苦しい状況です。
前半戦がうまくいかなかった方は、いま同じような不安を感じているかもしれません。
でも、今は以前よりも受けられる試験が増えています。
だからこそ、ここから動いてください。
後半戦は「受け続ける力」が大切
公務員試験の後半戦で必要なのは、特別な才能ではありません。
必要なのは、気持ちを切らさずに受け続ける力です。
前半戦で失敗すると、どうしても自信を失います。
勉強する気力も落ちます。
面接対策にも身が入らなくなります。
でも、ここで完全に止まってしまうのはもったいないです。
後半戦は、まだチャンスがあります。
秋以降も試験はあります。
市役所、県庁、独立行政法人、独自日程、SPI型試験など、選択肢はまだ残っています。
大切なのは、「もう無理」と決めつけないことです。
まとめ:後半戦は、諦めなかった人にチャンスが来る
公務員試験は、いま大きく変化しています。
SPI化、日程の早期化、独自日程の増加、面接重視。
昔のように、決まった日程の試験だけを受けて終わり、という形ではなくなってきました。
だからこそ、前半戦でうまくいかなかった方にも、まだ十分チャンスがあります。
迷ったら申し込む。
受けられる試験を探す。
教養・SPI・面接に対策を絞る。
独立行政法人や独自日程の市役所も視野に入れる。
そして、最後まで受け続ける。
第一志望がだめだったとしても、それで人生が終わるわけではありません。
まずは一つ、内定を取りにいきましょう。
そこから考えても遅くありません。
キャリサポでは、現在の公務員試験の変化に合わせて、筆記対策だけでなく、面接対策にも力を入れています。
特に面接では、「一緒に作る面接」を大切にしています。
受験生一人ひとりの経験や考えを整理し、その人らしく伝えられる形に整えていきます。
後半戦も、まだ勝負できます。
前半戦がうまくいかなかった方こそ、ここからもう一度立て直していきましょう。
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