2024.07.12
公務員試験

【千葉・神奈川・埼玉】県庁の面接はコレが聞かれる!【プロが解説】

こんにちは、キャリサポです。
現在、面接まっさかりですね。今回は、関東圏(千葉県・神奈川県・埼玉県)の面接再現シリーズです。

一次試験、近年すごくボーダーが下がっている気がします。昨年の感覚で言うと、多分5割いかなくても受かる、4割強ぐらいで受かってた感覚です。ですから、点数が思ったようにいかなくても、とりあえずは面接の対策をしておいていただければと思います。
※当記事は、あくまでキャリサポでの事例です。

千葉県

以前は集団討論がありましたが、それがコロナで廃止になりました。その辺りから、少し深掘りするようになったように思います。基本的には面接カードから外れることはあんまり聞かれませんので、まずはしっかりと面接カードの内容を答えられるようにしておくことが大事です。

面接官が3名(今年変わるかもしれません)、まず、聞かれたのは志望動機ですね。志望動機を聞かれた上で、次に自己PRが聞かれています。これは千葉県では珍しいです。どこでもできるように、1分ぐらいで自己PRは準備しておきましょう。

<質問内容>

・自分の強みを県庁でどう活かせるか
・リーダーシップの経験
・なぜ公務員がいいか?
・周りからどう思われているか
・チームか個人どっちで行うのが好きか
・クレームが入ったらどうする?
・周りがクレームを受けたらどうする?
・新しい事業を始める時に気をつけること
・新しい事業を始める上でどうやって情報収集をするか
・行きたい課はどんな政策をやってるか
・公務員の不祥事についてどう思うか(これは結構いろんなところで聞かれます)
・チームで意見が対立したらどうするか
・チームでは意見をまとめる側か主張する側か
・自分がどうしても通した意見があって周りが反対したら

千葉県の場合には、例えば千葉で児童虐待事件があった年など、それについてどう思うかという質問もありましたので、この辺りは千葉関連のニュースなどを調べておいてもいいかもしれません。

<気づいたことなど>

・基本的に面接官の方は優しかった
・質問内容からして仕事内容よりも、グループでどう行動されているか見られている気がする(集団との関わり)

こんなことが聞かれますので、これから試験を受ける方は準備しておいてください。

神奈川県

神奈川は、基本的には「なぜ神奈川県庁なのか」ということを質問します。他の県庁や横浜市ではなく、なぜ神奈川県なのかを聞いてきます。

<1回目>

1回目の面接は、若手の面接。男性が1人、女性が1人で、狭いブースでやるので、隣の声が聞こえることもあります。大体時間が15分で1回目。面接モードで行かない方がいいと思います。若手が一緒に仕事できるかどうかを確認する感じで、そんなに深い突っ込みもないと思います。会話を大事にしてください。

<1回目の質問内容>

・頑張ったこと
・エピソードで対立したこと
・短所→その短所を具体的に
・最後に伝えたいこと

<1回目の面接で気づいたこと>

若手の面接官も多少緊張しているので、入室はビシッとしめて、会話はフランクに話すくらいがちょうど良いと思いました。近い距離でやりますので、フランクに話しておいてください。

<2回目>

2回目の面接は、まずアイスブレイクで「緊張してますか」と聞かれます。そこで志望理由、なぜ神奈川県庁なのかを聞かれますので、ここをビシッと言えるようにしておきましょう。

<2回目の質問内容>

・今までで一番困難だったことはどう乗り越え、何を学んだか教えてください。
※この学生は国際交流ボランティアに参加していました。
・国際交流ボランティアにはどうして参加したのか
・アメリカのどこに留学したのか
・困難だったことを乗り越えた経験を県の職員としてどう活かしていくか
・あなたの強みを教えてください
・アルバイトで大変だったことは何ですか
・相手の立場に立ち、思いやりを持って行動できる強みをどう県の職員として生かしていくか

自分の強みを言ったら、それをどう県の職員として生かしていくのかを準備しておきましょう。このような強みを身につけようと思ったきっかけは何ですか、どのようなクレームに対応しましたかといった感じで質問が広がります。

神奈川県は、しっかりと内容を突っ込まれるイメージがあります。
例えば、
・志望理由については、まずこれまでの経歴と住まいの確認を取られました。
・志望理由で「それは神奈川でなくてもできると思うのですが、なぜ神奈川?」と深掘りされました
・部活動経験について、そこでの役割、具体的なエピソードも聞かれました
・大学ではなく小中高に絞って聞かれました
・大学の専攻とは違うが、なぜそちらには行かなかったのか
・前職を選んだ理由は?なぜ退職したのか?
・卒論内容について詳しく聞かれました
・神奈川の好きなところは、より具体的な理由も、中でも一番好きなところは
・志望動機に「神奈川は障害教育に力を入れている」とあったが、具体的にそう思った理由は
・長所については具体的なエピソード、短所については具体的な失敗談
・面接官3人に、それぞれ志望動機について深掘りされました
・前職の就職、退職理由も再度深掘りされました
・平時の状況についての確認
・今回縁がなかったらどうしますか
・神奈川でどんな仕事がしたいか具体的に理由を
・どんな政策に興味あるか
・他にやりたい仕事はあるか
・どんな職員になりたいか
・希望の課でどんな仕事をしたいか
・今までで一番苦しんだ経験とそれをどう乗り越えたか
といったように、どんどん突っ込まれます。

このぐらいは耐えられるように、しっかりと対策しておいてください。主に面接カードからの質問だったということです。

埼玉県

埼玉県は昔面接が2回あったんですが、今は1回になりました。
埼玉も基本的には面接カードから質問があるという風に考えていいでしょう。
面接官は3名で、アイスブレイクで「緊張してる?」と聞かれてから志望理由へ進みました。

<質問内容>

・なぜ公務員?
・オーストラリアへ留学したことについて
・やりたいことは?
・(やりたいことは中小企業支援と答えると)なぜ中小企業支援?
・印象深い政策は?
特にやりたいことに関連した政策は必ず調べておきましょう。
・世間で気になることは?
・平時の状況について
・埼玉の魅力は?
これは難しいですね。しっかりと埼玉の魅力を深掘りしてアピールできるように準備しておいてください。
・上司との対立について
・上司と対立したらどうしますか
・アルバイトでの苦労
・観光での広報は何をする?
・市役所を受けていないのはなぜ?
・仕事とプライベートどっちが優先?
・公務員として心がける点は?
・動物に例えると何?

<気づいたこと>

・非常に穏やかな感じで、やりたいことは3つ以上用意しておいた方が良い
・あまり面接を作りすぎないように、自分をしっかり出せるように

まとめ

上記は一例ですが、3県を受ける方は、最後はできれば実際の面接でマッチした感じの面接ができればいいですね。
キャリサポでは、最終的には各々の役所に合わせた面接を実施しておりますので、興味のある方はぜひキャリサポにいらしてください。

ブログ記事の内容の動画はこちら↓
地方自治体の面接のポイントを解説!【千葉県・埼玉県・神奈川県】