【早期SPI】早期枠SPIの合格ラインは?今年の傾向から徹底分析!

今日は「早期枠のSPIでどれだけ点を取れば良いのか」についてです。
SPIは点数が公表されないため、ボーダー点が分かりづらいです。
また、「受験者のうちどれくらいを一次試験で絞るか」によって、合格に必要な得点は変わってきます。
そこで、受験してきた受講生たちのデータを集計した結果をもとに、昨年度の状況についてお伝えします。
目次
横浜市の早期枠(昨年の春季)
横浜市の早期枠(昨年の春季)は、令和6年度の実績で、以下のようになりました。
・志願者数:1,537人
・実際の受験者数:1,383人
・合格者数:297人
つまり、合格率はおおよそ21.9%、約20%まで絞られたということです。
その中で、次点で不合格となった受講生の結果が、6割8分(約68%)でした。
ですから、20%まで絞るのであれば、7割程度は必要だということが分かります。
今年の特別区
一方で、今年の特別区については、
・志願者数:1,878人
・実際の受験者数:1,716人
・1次試験の合格者数:979人
この通り、受験者数は昨年の横浜よりも多かったですが、57%が合格しました。
つまり、約6割が一次試験を通過したことになります。
受験生たちのSPI対策状況を見る限り、おそらく5割得点できれば通過できるラインだったと思われます。
私自身、去年の横浜市の状況からもう少しボーダーが上がるかと思っていましたが、意外と得点できた受験生が多かったようで、結果的にボーダーは下がりました。
油断は禁物!
もちろん、油断は禁物です。最終的にどのくらい一次試験で絞られるかは自治体によって異なります。ただ、特別区のような状況であれば、「SPIは5割程度取れれば大丈夫」と考えられるかもしれません。
民間就職に比べれば、SPIの難易度はそこまで高くありません。また、特別区に限らず、他の自治体でも「県庁のSPIがかなり早い段階で実施されている」という現状があります。
これは言うと怒られるかもしれませんが、本命の自治体のSPI試験の前に、テストセンターや地元の自治体などで“練習”として受けておくことをおすすめしています。
実際、「練習で受けた試験で全然できなかったです」と言っていた子が合格したり、「本命は都庁だったけれど、試しに受けた特別区に合格した」という受講生も多くいます。
ですから、SPIに関しては、特に地方自治体では下手をすれば5割を切る点数でも合格する可能性があるというケースも考えられます。
これまで、昨年の横浜市のボーダーを参考にしてきましたが、今年の特別区の結果を見ると、必ずしもそれが基準になるわけではないと感じています。
とはいえ、油断してしまうと痛い目を見ますので、とにかくしっかりと対策して乗り切ることが大切です。
早期採用の場合は、学力よりも面接が重要です。SPIを突破した方も、決して油断することなく、面接対策を万全に行ってください。
まとめ
以上、早期SPIの結果速報ということで、正確な数値とは言えない部分もありますが、現時点で分かっている情報を共有させていただきました。
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