特別区の採用予定人数についてみていきます。
細かい数字は公式資料を見れば確認できますが、全体をざっくり見ると、今年は「一般方式」と「SPI方式」で少し流れが違いそうです。
ここ数年は、公務員試験全体が比較的受けやすい時期だった印象があります。ただ、今年の数字を見ると、その空気が少し変わり始めているようにも感じます。
目次
一般方式は少し減少
まず、一般方式Ⅰ類です。
昨年度の採用予定数は1095人でしたが、今年は1039人になっています。
減少幅としては大きすぎるわけではありません。ただ、「前年と同じ感覚」で受験すると、思ったより競争が厳しく感じる可能性はありそうです。
もちろん、最終的には申込者数次第です。
受験者が減れば倍率はそこまで変わりませんし、逆に増えれば難易度は上がります。
現段階ではまだ読み切れませんが、少なくとも「去年より余裕がある」という状況ではなさそうです。
SPI方式はかなり増えています
反対に、大きく変わったのがSPI方式です。
昨年度は113人だった採用予定数が、今年は191人になりました。かなり増えています。
最近は民間企業との併願もしやすいことから、SPI方式を選ぶ受験生が増えていますが、特別区側もその流れに合わせてきている印象があります。
実際、申込者数も増えています。
昨年度は1800人台でしたが、今年は2200人を超えています。
人気自体はかなり高いですね。
特別区SPIは「想像より受けやすい」という声も多い
昨年の受験生を見ていて感じたのは、特別区のSPI方式は、他自治体と比べると極端な高難度ではないということです。
もちろん、対策なしで受かる試験ではありません。
ただ、「SPI方式=超激戦」というイメージほどではない印象があります。
昨年度は一次試験受験者が1716人、そのうち979人が合格しています。
半数以上が通過していますので、数字だけ見ればかなり極端な選抜ではありません。
また、実際に受験した学生からは、
「SPI模試で5〜6割くらいの感覚だった」
という声もありました。
今年は申込者数が増えているため、昨年より多少厳しくなる可能性はありますが、それでも十分狙える試験だと思います。
プレゼン対策で差がつく
SPI方式では、一次試験後にプレゼンテーション試験があります。
ここで意外と差が出ます。
昨年度は一次合格者979人に対して、プレゼン受験者は729人でした。
かなりの人数が辞退していることになります。
プレゼン試験では、与えられた資料を読み取り、
「何が問題か」
「なぜその問題が起きているのか」
「どう改善するべきか」
を整理して話す力が求められます。
ただ、完全にアドリブで戦う試験ではありません。
資料分析の流れや話し方の型を知っているだけでも、かなり対応しやすくなります。
最近の公務員試験は変化が大きい
最近は、
・募集人数の調整
・SPI方式への移行
・試験制度変更
など、公務員試験そのものがかなり変化しています。
こういう時期は、「以前のやり方」をそのまま続けるより、制度に合わせて動ける人の方が有利になりやすいです。
特にSPI方式は、今後さらに拡大する可能性もあります。
一般方式だけに絞るのではなく、自分に合う受験方式を柔軟に考えることも大切かもしれません。
今年は早めの準備が大事
今年の特別区試験は、
「一般方式はやや厳しめ」
「SPI方式は引き続きチャンスあり」
という流れになりそうです。
ここ数年の感覚で油断するより、「少し早めに動く」くらいがちょうどいいかもしれません。
制度変更も続いていますので、最新情報を確認しながら、自分に合った形で準備を進めていってください。