公務員試験の最新動向!増加の裏で起きている変化とは
いよいよ今年度の公務員試験シーズンが本格的にスタートしました。
その中でも最も早く動き出す試験の一つである国家総合職について、人事院から申込状況が発表されています。
今回は、このデータをもとに「今年の公務員試験の傾向」を分析していきます。
目次
申込者数は4年ぶりに増加
まず結論からお伝えすると、国家総合職の申込者数は
・昨年度:約10,202人
・今年度:約3.8%増加
となり、4年ぶりに増加しました。
一見すると「受験者が増えて競争が激しくなる」と感じるかもしれませんが、実際の中身を見ていくと、少し違った景色が見えてきます。
従来型(専門試験あり)の区分は減少傾向
従来の国家総合職試験は、教養試験と専門試験の両方が課される形式です。
しかし各区分の申込者数を見ると、
・法律・行政系
・人間科学
・デジタル
・工学
・理系各分野
など、多くの区分で前年より減少しています。
つまり、「しっかり専門科目を勉強して受ける層」は減っているのが実態です。
増加の要因は「教養区分」
では、なぜ全体では増加しているのか。
その理由は「教養区分」の拡大です。
これまで秋のみ実施されていた教養区分が、今年から春にも実施されるようになりました。
この教養区分は、
・教養試験のみで受験可能
・プレゼン、グループワーク、面接で評価
という特徴があります。
今年はこの教養区分の申込者が約3,000人規模となり、全体の増加分の大半を占めています。
「勉強型」から「人物重視型」へシフト
今回のデータから見える大きな流れは、
・専門試験をしっかり勉強して受ける層は減少
・教養区分など人物重視型の受験が増加
という構造の変化です。
これは国家総合職に限らず、他の公務員試験でも同様の傾向が見られます。
それでも今は「勉強した人が有利」
ここで重要なのは、「だから勉強しなくていい」という話ではない点です。
むしろ現状では、
・専門試験受験者の減少
・競争倍率の低下
という状況になっています。
つまり、しっかり勉強した人にとっては、むしろ入りやすくなっていると言えるでしょう。
例えば国家総合職(法律区分)では、
・昨年度:約6,063人
・今年度:約4,441人
と大きく減少しています。
これは受験戦略として見逃せないポイントです。
教養区分は「誰でもチャンス」だが激戦
一方で教養区分は、
・民間志望者の併願
・勉強が間に合わなかった層
など、幅広い受験者が集まります。
その結果、見た目以上に競争が激しい区分となっています。
特に理系の方で面接に不安がある場合、人物評価中心の土俵では不利になるケースもあります。
これからの受験戦略
今後の公務員試験は、
・人物重視型(教養区分)の拡大
・専門試験ルートの相対的な競争緩和
という二極化が進んでいくと考えられます。
だからこそ当校としては、
・専門試験までしっかり対策する
・人物試験対策も並行して行う
という戦略をおすすめしています。
いよいよ本番シーズンへ
現在、当校でも
・面接カードの添削
・プレゼン対策
・個別面談(1on1)
などが一気に動き出しており、本格的な試験シーズンに突入しています。
今年の試験は、「どの区分で戦うか」によって結果が大きく変わる年です。
まとめ
・国家総合職の申込者数は4年ぶりに増加
・増加の要因は教養区分の拡大
・従来型(専門試験あり)は減少
・勉強した人ほど有利な状況が生まれている
今年の公務員試験は、戦略次第で大きく差がつく年です。
これから受験される方は、ぜひ自分に合った受験ルートを見極めながら、準備を進めていきましょう。
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