2024.09.29
公務員試験

【受験生必見】公務員試験科目徹底解説

こんにちは、キャリサポです!
今回は、公務員試験の科目について説明をしていきたいと思います。
公務員試験は、科目が非常に多いことが特徴です。そのため、どの科目を選んでどれをやらないかという選択が大事なポイントになってきます。
職種によって変わる部分もありますし、問題数も異なります。同じ科目が出る場合もありますので、その点を説明していきましょう。

公務員試験の大まかな分類

まず、公務員試験は「教養科目」と「専門科目」に分かれます。
教養科目には「文章理解」「数的処理」が含まれており、これらは「一般知能」と呼ばれます。
また、「社会科学」「人文科学」「自然科学」は「一般知識」と言われるものです。
文章理解は「日本語」と「英語」に分かれ、日本文は、例えば内容合致や、空欄補充、文を並べ替える「整序」などが出題されます。

英語について

英語に関しては、今から1から勉強を始めるとなると効率が悪いかもしれません。
ある程度の力がある人はブラッシュアップする程度で良いでしょう。
一方で、英語が苦手な人は、思い切って捨てるという選択肢も考えられます。
ただし、最近は英語の重要性が高まってきていますので、少なくとも少しは語彙力を身につけておいた方が良いかもしれません。例えば、「コア1600」という参考書を使っている人が多く、特に政治や科学などの試験に出やすい単語を覚えることが勧められます。

数的処理について

次に「数的処理」ですが、こちらは「判断推理」「数的推理」「資料解釈」に分かれます。これらの分野は徹底的に取り組むことが重要です。
特に「資料解釈」と「図形」は試験においてキーとなることが多いです。
図形が苦手な方も多いですが、解き方を知っていれば対応できる問題が多いです。
また、資料解釈にも特定のやり方があります。

社会科学について

社会科学については、法律、政治、経済、社会が含まれ、特に社会は少子化などのテーマが出題されます。これは教養科目としての位置づけなので、専門を学んでいる人はそれほど重点を置かなくても良いかもしれません。

人文科学について

人文科学には、日本史、世界史、地理、思想、文化芸術、文芸が含まれます。
これらは高校時代に学んでいなかったからといって敬遠せず、出やすい論点を絞って取り組むことが大切です。
試験ではすべての問題に必須で回答しなければならないため、出題傾向を掴み、その部分はしっかり学んでおくべきです。

自然科学について

自然科学に関しては、物理、化学、生物、地学、数学が含まれます。
数学が出題されない試験もあるため、その場合は重点的に学ばなくても良いでしょう。

法律について

ここからは専門科目について触れたいと思います。
法律は憲法、民法、行政法に分かれますが、これらは専門がある試験を受ける方も必ずやってください。民法は物権、債権の2つに分かれるケースもあります。

労働法について

労働法は労働基準監督官と県庁などで出題されます。
科目としてのボリュームがそこまでないので、県庁を受ける方は他の試験が終わってから少しずつ取り組む形で構わないでしょう。

刑法について

刑法は県庁と裁判所事務官で、裁事では経済との選択科目として出題されます。
ほとんどの受験生は経済を選択することが多いです。
「刑法の方が有利なんじゃないですか?」とよく質問されますが、そんなことはありません。
経済の方で十分いけるので、やらなくても試験は受けられます。

商法について

商法は財務専門官、国税専門官、県庁で出題されます。
いずれにしても2〜3問くらいしか出されないので、多くの人がカットするか、出そうなところだけを抑えるくらいしかやりません。

政治学・行政学・社会学について

これらの科目では名前などを暗記することが多く、暗記が苦手な人は大変だと思います。
しかし、逆に暗記さえすれば済む科目でもあるので、このあたりはやっておきましょう。

経営学について

経営学も同じく、覚えれば済むので、できればやっておきたい科目です。
国家一般職で選択科目として出題される経営学は難しいですが、経営学が自分に合っているなと感じる人はやってもいいと思います。
逆に特別区の経営学は楽で、予想もそこまで外れませんので特別区で経営学を受けるのはおすすめです。

国際関係について

国際関係は国家一般職、県庁から使います。
こちらの科目は満点を狙える科目ではありませんので、やらなくてもいいですが、やっておくと教養の時事問題で有利になりますので、余力があればやっても良いと思います。

社会政策について

これは他の科目をやってからまとめのような感じでやっておけばいいでしょう。
例えば、年金の問題などですので、他の科目の知識でなんとかなるというところもあります。

ミクロ経済学・マクロ経済学について

こちらの方は苦手とする方もいらっしゃいますが、どの試験でも基本的には聞かれますし、経済系統は特に県庁などで非常に重要になってきますのでやっておきましょう。
ミクロ・マクロが終わると、財政学の半分は終わったと考えてよいでしょう。

財政学について

こちらは経済が終わった場合には、もう半分終わっています。
あとは国家財政などその辺を押さえておけばOKです。
また、財政学は教養試験の時事に大きく関係してきますので、ぜひやっていただければと思います。

経済政策について

これはマクロ経済学が終わっていれば、ほぼ終わってると考えてよいです。

経済事情について

こちらは時事問題と大きく関連してきます。そのため、時事をやっていればその知識で対応できると思います。

経済史について

経済史では戦後の経済について出てきます。
これは知っておいた方が経済学の理解が深まるので、やっておいて損はないと思います。

会計学について

これは国税や財務専門官でしか出題されないのでやらなくてもいい面もあります。
国税で言うと8問ほど出題されます。
特徴としては出やすいところが決まっているので国税が第一志望の方はやることをオススメします。

その他科目(心理学・情報社会論・教育学・哲学・商業英語・情報数学・情報工学など)について

試験によって出題される科目があります。この辺りは重点的にはやらない人が多いです。
しかし教育学は分量がそこまで多くないので国家一般職の予備科目としてやる人はいます。

科目選択の重要性

最後に、科目選択の重要性についても触れておきます。
各試験によって選択できる科目や出題形式が異なりますので、自分に合った科目を選び、戦略的に取り組むことが合格への鍵となります。

そのためには、自分が受けたい科目の過去問を見てみたり、過去に合格した人の体験談を読んだりして、どのような科目なのかを先に情報収集しておきましょう!

まとめ

今回は公務員試験科目について解説しました。
それぞれの科目で試験に出題されやすいポイントや、重要なポイントがあるので、そういった部分をしっかり押さえながら効率よく勉強していきましょう!

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