【試験対策】記憶のメカニズムを利用した学習法

今日は「記憶のメカニズムを活用した勉強法」についてお話しします。
そろそろ試していただきたいと思うことがあるので、ぜひ参考にしてください。
目次
記憶のメカニズム
まず、記憶のメカニズムについておさらいです。以前にお話ししたことがあるかもしれませんが、人の記憶は大きく分けて「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」に分類されます。
感覚記憶
感覚記憶というのは、例えば「3、2、1、3」と聞いたら、すぐに「今なんて言った?」と聞かれても「3、2、1、3」と答えられるような記憶のことです。でも、これって10分後にはほとんど忘れてしまいますよね。これが感覚記憶です。
短期記憶と長期記憶
次に短期記憶ですが、これは少しの間だけ覚えていられる記憶のこと。そして長期記憶は、名前の通り長く覚えていられる記憶です。今、皆さんが勉強していることは、この長期記憶に定着させようとしていると思います。
短期記憶の活用法
長期記憶って簡単に定着するものではありません。一部の人はスッと覚えられるかもしれませんが、多くの人はなかなか苦労すると思います。そこでお伝えしたいのが、短期記憶をもっと上手に活用しよう、ということです。具体的には、覚えられないと思った内容を短期記憶用にまとめておくことをおすすめします。
付箋学習法
短期記憶をうまく活用できる学習法の一つが「付箋学習法」です。ポイントを付箋に書いてノートに貼っておきます。なぜこれがいいかというと、試験直前は意外と頭に入りやすいタイミングだからです。今の段階では完璧に覚える必要はありません。試験直前に短期記憶を使って覚えればOKです。
そのため、今やっておくべきことは「試験直前に見るべき内容をまとめておく」ことです。これをしないと、あちこちに散らばってしまって、いざというときに困ります。
短期記憶用のノートを作って、「これは直前に覚える内容だ」と割り切っておくといいです。できれば付箋を使ったノートにして、普段からパラパラ眺めておくとさらに効果的です。この方法は実際に合格者も取り入れているやり方なんですよ。
付箋に書いた内容を覚えたら外していく。また、間違えたり新たなポイントを見つけたら、その都度付箋を追加していく。この繰り返しが大事です。
記憶のメカニズム
記憶のメカニズムについて少し補足します。記憶は「インプット(情報を入れる)」「保持(覚えておく)」「リハーサル(繰り返し復習する)」という流れを経て、長期記憶に変わります。そして最終的には「想起(アウトプットする)」という段階に至ります。
記憶のメカニズムを利用した学習法
勉強の進め方についてもう少し踏み込んでお話しします。皆さん、今は試験問題を解きながら「正解はどれだろう?」と考えていると思います。でも、そろそろ「なぜ間違っているのか」を考える練習も取り入れてみてください。
「なぜ間違いなのか」を説明できるようになると、勉強の質が格段に深まります。そして、択一問題を解くときのアプローチを少し広げてみましょう。「正解を探す」だけでなく、「間違いを4つ見つける」という視点を持つと、また違った感覚で問題に取り組めますよ。
作問者の心理
さらに、作問者の心理を知るのもポイントです。作問者は「問題の品格」に気を配ります。重箱の隅をつつくような問題は正解しにくいものです。また、明らかにおかしな問題を作ると批判を受けるので、自然な正解が選ばれやすい傾向にあります。
このように、文章の流れや選択肢の極端な表現を見抜く力をつけていけば、試験慣れした感覚が養われます。
まとめ
今回は記憶のメカニズムと、それを利用した勉強法についてご紹介しました。
ぜひ参考にして、日々の勉強に取り入れてみてください。
今回のブログの内容の動画はこちら↓