2026.06.11
公務員試験

専門試験ありは競争率低下?国家公務員試験の最新傾向

国家一般職と国家専門職の申込状況が公表されました。
数字を見てみると、ここ数年続いている傾向が今年もはっきり表れています。
SPIや教養試験中心の試験に受験生が集まり、専門試験がある従来型の試験は受験者が減少する流れです。

国家一般職は2年連続の増加

国家一般職(大卒程度)の申込者数は、
・2025年度 25,437人
・2026年度 26,429人
となり、前年比で3.9%増加しました。

数字だけを見ると人気が高まっているようにも見えますが、実は中身を見ると少し違います。

増加の中心は教養区分

今回の増加を引っ張ったのは教養区分です。
教養区分の申込者数は、
・2025年度 4,983人
・2026年度 7,467人
となり、前年の約1.5倍になりました。

一方で、専門試験が課される行政区分は減少しています。
つまり、国家一般職全体では受験者が増えているものの、増えているのは教養型試験の受験者ということです。

行政区分はむしろ受験しやすくなっている

行政区分の申込者数は前年より減少しています。
採用予定者数は増加傾向にありますので、受験環境としては以前より有利になっています。

特に北海道区分は象徴的です。
・2025年度 867人
・2026年度 674人
と大きく減少しました。

数年前の状況を知っている方からすると、かなり驚く数字ではないでしょうか。
国家公務員になりたいけれど専門試験が不安という方もいると思いますが、今は以前より挑戦しやすい状況になっています。

国家専門職は全体的に減少

国家専門職全体の申込者数は、
・2025年度 18,626人
・2026年度 18,052人
となり、前年比3.1%の減少でした。

試験ごとに見ても、
・法務省専門職員 減少
・国税専門官 減少
・労働基準監督官 減少
・海上保安官 減少
・航空管制官 微増
という状況です。

全体としては、専門試験がある職種の受験者離れが続いています。

国税専門官は狙い目かもしれない

国税専門官の申込者数は1万人を下回りました。
競争率だけを考えれば、以前より受験しやすい環境になっています。

ただし注意したいのが論文試験です。
一次試験に合格しても、論文の評価によって最終結果が変わることがあります。
そのため、教養や専門科目だけでなく、論文対策も並行して進めておくことが重要です。

受験生の流れは今後も続きそう

今回の申込状況を見る限り、
・SPI型試験
・教養型試験
に受験生が集中する流れは続いています。

その反対に、
・専門試験ありの国家公務員試験
・従来型の公務員試験
は受験者数が減少しています。

少し勉強量は増えますが、その分ライバルも少なくなっています。
国家公務員を本気で目指している方は、専門試験ありの区分もぜひ検討してみてください。
思っている以上にチャンスが広がっているかもしれません。

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