2026.08.18
公務員試験

【公務員試験面接】「対立・トラブルの対処法」質問の答え方!トーマスとキルマンの5つのコンフリクト対処法で評価を高める方法

 

公務員試験の面接対策を進めるなかで、「これまでに周囲と対立した経験はありますか?」「トラブルにどう対処しましたか?」という質問に、どう答えるべきか頭を抱えていませんか?

実はこの「対立のエピソード」、面接官にとっては受験生の本質が見える大好物なテーマなんです。

面接官が本当に知りたいのは、トラブルがあったこと自体ではありません。「そこからどう動いて、どう対処したのか」というあなたの行動プロセスです。

ですが実際の面接では、「とりあえず話し合って解決しました」と浅く答えてしまったり、「え、なんでそんな対応をしちゃったの?」と突っ込まれるような対処法を話してしまったりする受験生が後を絶ちません。

そこで今回は、経営学などでも使われる「トーマスとキルマンのコンフリクト(対立)対処法」というフレームワークをベースに、面接官を納得させる対立エピソードの整理術をわかりやすく解説します!

面接官が見ているのは「対立そのもの」ではなく「あなたの対処法」

部活動やサークル、アルバイトで意見がぶつかったとき、あなたがどんな行動をとったのか。面接官はそこから「採用後に職場の人間関係やトラブルへどう向き合ってくれそうか」を推し量っています。

対立が生じたときの人の行動は、「トーマスとキルマンのコンフリクト対処法」によると、「自分の主張をどう通すか」「相手の意見をどう受け入れるか」という2つの軸から、大きく5つのパターンに整理できます。

1. 競争(自分の意を通す)
2. 譲歩・適応(相手に合わせる)
3. 回避(一旦引く・後回しにする)
4. 妥協(折衷案をとる)
5. 協調(新しい第三の案を作る)

「自分はどのスタンスをとって、なぜその行動を選んだのか」を整理して説明できるだけで、回答の説得力はガラリと変わります。それぞれの特徴と注意点を詳しく見ていきましょう。

トーマスとキルマンの「5つのコンフリクト対処法」

1. 競争(自分の意見を押し通す・相手に勝つ) 自分の主張を押し通し、相手に勝とうとするスタイルです。 日常の話し合いでこれをやってしまうと「協調性がない人だな…」と思われ、人間関係が悪化してしまいます。 ただし、「じっくり話し合っている余裕がない!」「今すぐ指示を出して動かないとマズい!」という緊急事態の決断であれば、状況を把握している人がリードする「競争」が正解になる場面もあります。

2. 譲歩/適応(自分を抑えて相手の意見を丸呑みする) 自分の主張を引っこ込めて、相手の言い分を全面的に受け入れるスタイルです。 自分が間違っていないのにただ怯んで譲歩してしまうと、不満やモヤモヤが残ってしまいますよね。 ですが、「自分の間違いや欠点に気づいたとき」や、「自分にとっては正直どちらでもいいけれど、相手にとってはすごく重要な案件のとき」であれば、素直に引く「譲歩」はとても大人で賢い選択になります。

3. 回避(対立そのものを避けて先送りにする) 問題から一旦目を背け、対立を避けるスタイルです。 放置したままだと根本的な問題解決にならず、最悪の場合は事態が悪化してしまうリスクがあります。 ですが、「相手が感情的になりすぎていて会話にならない…」「どうしても解決策が思い浮かばず一度持ち帰りたい」というときの“一時的な避難措置”として使うなら、非常に有効な一手です。

4. 妥協(お互いに歩み寄って中間をとる) 双方が少しずつ譲り合って「50:50」の落としどころを探るスタイルです。 根本的な解決にならないことも多く、お互いに「ちょっと不完全燃焼だな…」と不満が残る懸念もあります。 ただ、どうしても良い解決策が出ない中で「一旦みんなで落ち着こう」と場を収める一時的な対応としては現実的ですし、実際の公務員の実務でもよく使われる手段でもあります。

5. 協調(双方のニーズを満たす“新しい解決策”を一緒につくる) お互いの希望や良いところを持ち寄り、ブラッシュアップして「余計なものを削ぎ落とした新しい案」を共につくり出すスタイルです。 お互いが納得できるため合意形成がしやすく、面接の場で話すストーリーとしても最も評価が高くなりやすい対処法です。(時間とエネルギーは一番かかりますが、面接官ウケは抜群です!)

評価が跳ね上がる!面接でのエピソード整理「5ステップ」

対立のエピソードを面接で話すときは、ただ出来事を順に話すのではなく、以下のステップを意識して頭の中を整理してみてください。

ステップ① 状況の把握
その対立は「やるべきタスク(やり方や方針)」のズレだったのか、それとも「感情」のもつれだったのか整理する。

ステップ② 対話の場の設定
じっくり話し合うために、どんな場や機会を設けたか。

ステップ③ 第三者の介入・ファシリテーターの活用
当事者だけで拉致があかない場合、間に入って仲裁・進行してくれる第三者を頼ったか。

ステップ④ 共通ゴールの設定
「お互いに目指したいゴールはここだよね」と着地点を共有できたか。

ステップ⑤ 解決策の適用(回避から協調へ、など)
「相手がかなり感情的になっていたので、まずは【回避】して冷却期間を置き、後日冷静になってから双方の希望を取り入れた【協調案】を提案した」というように、5つの対処法を組み合わせて語る。

このように「なぜその行動をとったのか」という思考プロセスまで整理して伝えると、面接官も「おお、しっかり考えて行動できる子だな」と一目置いてくれます。

「そもそも対立した経験なんてない…」という受験生へ

最近の受験生とお話ししていると、「これまでの人生で誰かと激しく対立した経験なんてありません…」と申し訳なさそうに相談してくれる方が本当に多いです。

でも、安心してください。映画やドラマのような大激突のエピソードなんて必要ありません!

部活動の練習メニュー決めや、サークルのイベント企画、アルバイトでのちょっとした意見の食い違いなど、日常のささやかなシーンで十分です。

また、今回ご紹介した「5つの対処法」は、面接対策として使えるのはもちろん、これから公務員として働く中での意思決定や、日頃のちょっとした人間関係の整理にも役立ちます。

「自分のこの経験、面接でどう話せばいいんだろう?」と迷ったら、ぜひ一度ご自身の行動をこの5つのパターンに当てはめて整理してみてくださいね。

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