2026.06.13
公務員試験

公務員面接で第一志望を疑われない併願先の伝え方

この時期になると、面接対策の中でよく受ける質問があります。
それが、
「併願先は全部正直に話した方がいいのでしょうか?」
というものです。

公務員試験の面接では、ほとんどの場合で併願状況を聞かれます。
国家公務員を受けているのか、県庁を受けているのか、市役所を受けているのか。受験先が複数ある場合はかなりの確率で質問されます。

正直に答えるのが原則

まず大前提として、面接では事実を答えるのが基本です。
聞かれたことに対して虚偽の回答をすることはおすすめできません。

ただし、実際の面接現場では「何を受験しているか」だけでなく、「どこが第一志望なのか」を見られているケースが少なくありません。
そのため、単純に受験先を並べればよいという話でもないのです。

第一志望を疑われると不利になることも

過去にこんな受験生がいました。

非常に優秀で、どこの試験でも十分合格できそうな方でした。
ある市役所の面接で、
「なぜ当市を受験したのですか」
と聞かれた際、
「日程が空いていたので受験しました」
と答えたそうです。

本人としては正直に答えただけだったのですが、その自治体だけ不合格になりました。
もちろん面接結果の理由は公表されません。
ただ、その発言によって志望度が低いと判断された可能性は十分考えられます。

面接官は志望度を見ている

別のケースでは、行政職志望の受験生が警察官採用試験を受験しました。
しかし面接では終始行政職向けの受け答えになってしまい、警察官として働きたい熱意が伝わらなかったそうです。
結果として不合格になりました。

面接官は、
「この人は本当にうちで働きたいのか」
という点を想像以上に重視しています。
併願状況そのものよりも、その説明の仕方が重要なのです。

併願先が多い人ほど準備が必要

国家公務員、県庁、市役所、特別区などを幅広く受験している方も多いと思います。
その場合、
「なぜその試験を受けているのですか」
という質問が続くことがあります。

ここで他の自治体や官公庁について熱心に語ってしまうと、
「そちらが本命なのでは?」
と思われることもあります。

面接では一貫した志望理由を準備しておくことが大切です。

実際の面接ではどう答える?

受験生は真面目な方が多いため、すべてを細かく説明しようとします。
しかし、面接で重要なのは情報量ではなく伝わり方です。

例えば、
・公務員試験は受験可能な範囲で受験している
・その中でも御庁が第一志望である
・他の試験は家族の勧めや将来の選択肢として受験している
といった形で整理して伝える受験生もいます。

もちろん状況によって答え方は異なりますが、志望度が伝わる説明は準備しておきたいところです。

昔はこんな話もありました

今ではほとんど聞かなくなりましたが、競争倍率が高かった時代には、
「他の試験を辞退してくれたら内定を出す」
というような話があったというケースも耳にしました。
本当に時代が違います。
現在は受験者数も減少傾向にあり、以前ほど極端な状況ではありません。
それでも採用側が志望度を重視していることは変わらないでしょう。

面接で大切なのは一貫性

併願状況について聞かれた場合、
・受験先は正直に答える
・第一志望を明確にする
・志望理由に矛盾を作らない
この3点を意識しておくとよいと思います。

面接官は併願先の数を問題にしているわけではありません。
その受験先を選んだ理由や、本当に働きたいと思っているのかを確認したいのです。
これから面接を迎える方は、ぜひ併願状況についても一度整理してみてください。

意外と準備不足になりやすい質問ですが、しっかり対策しておくことで落ち着いて答えられるようになります。

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